[メイン] ブリジット : 2021年11月18日。
少し肌寒さが少し身に染みる季節。
学生にとってのこの季節は、どちらかというと少し、浮かれ気味になる
季節、とも言える。

[メイン] ブリジット : 何故なら、12月となればクリスマスにお正月など
長期的なお休みも多く、イベント盛りだくさん!
大人達にとっても、年を締め括る一歩手前として
気持ちを最後に入れ替える季節でもあり。

[メイン] ブリジット : そんな、空が少し灰色を帯び、冷気を漂わせる空気の中。
和室の中を、たたたたっ!!と走ってくる音。

[メイン] ブリジット : がらりっ!戸を開ける。
そこには、和風の室内とは不格好な、西洋的な
ふんわりとした金髪と青い瞳の少女……らしき人物が。

[メイン] ブリジット : 「たたたた大変です!夏目くん~!」

[メイン] 夏目貴志 : ふう…お茶を飲み一息つく。
この時期になると、期末、年末の片づけ、その他の…まあ、とにかくやることがいっぱいで。
せめて一息つこう、と思った矢先。

[メイン] 夏目貴志 : 和室の戸が開かれる音。
静寂の中、その音はあまりにも大きく響き。その後に続く声は、おれという人を驚かすには十分なな物で

[メイン] 夏目貴志 : 「うわあ!ど、どうしたんですかブリジットさん!?」

[メイン] ブリジット : 「やややっ!休憩中でしたか!これは失礼しました!」

[メイン] ブリジット : ブリジットも片づけの作業を手伝っていた。
明らかに、この部屋、そして夏目と呼ばれた少年の雰囲気とは
乖離した容姿のこの人物は、この家に事情があり、居候をさせてもらっていたのだが。

[メイン] ブリジット : その話は、またいずれ話すことだろう。

[メイン] ブリジット : いきなり大きな声で話しかけてしまった非礼を詫びるように
ぴこっ!と夏目に頭を下げつつも。

[メイン] ブリジット : 「じ、実は……その、これを見てください……!」
そう言い、夏目にスマホの画面を見せる
それは、夏目もよく知っている人物─────小林 美咲とのやり取りで。

[メイン] ブリジット : ブリジットは美咲に、大道芸を披露するための
どこか、良い空き場所が無いかの相談をしていたらしく。

[メイン] ブリジット : そのやり取りは、2日前以上で止まっていた。

[メイン] ブリジット : 「美咲さんとずっと、ずーーっと!昨日も、一昨日も!
 連絡がつかなくなっちゃってるんです!」

[メイン] 夏目貴志 : 「確かに、連絡が途絶えてる。変だな、あの人、連絡はちゃんと返してくれるマメな人のはずなんだけど…」
そのやりとりを見て、慌てている理由を理解する。
しかし、ここまで親密に大道芸の披露の相談にのってくれるなんてやっぱり…いい人だな、あの人は

[メイン] ブリジット : 夏目の言葉に、こくこくこくこくっ!と頷く。

[メイン] ブリジット : 「心配です!もしかして……おうちで倒れちゃったりとか!?」

[メイン] ブリジット : ムンクの叫びのようなポーズをする。
悲しそうな顔で。

[メイン] 夏目貴志 : 「そこまでずぼらな人ではないと思うけど。」
大げさだなあ、と呆れつつ

[メイン] 夏目貴志 : 「でも、あの人が急に連絡を返さなくなるなんてのは確かに気になる…調べてみようか」

[メイン] ブリジット : 「夏目くん……!」
やっぱり、夏目くんに相談して、良かったです!

[メイン] ブリジット : ウチをここに泊まらせてくれたのも、夏目くんのおかげでもあります。

[メイン] ブリジット : 「はい!是非とも! ……というわけで、隊長!よろしくであります!」
シュバッ!と敬礼ポーズを取りながら。

[メイン] 夏目貴志 : 「た、隊長?」
さっきからあまりにも大げさすぎて、呆れを通り越して困惑する。
まあ、間違いなく良い人ではあるし、おれもちょっとは慣れたけど。

[メイン] 夏目貴志 : 「でも、二人だけじゃ足りないだろうね。…ここは、共通の友達に手伝ってもらおうか」

[メイン] ブリジット : 「おぉっ!それは名案です!」

[メイン] ブリジット : 大げさな仕草で、掌に拳をぽん、と置いて納得を示す。

[メイン] 夏目貴志 : そういうと、胡坐をかいた姿勢を崩し、立ち上がって。
隅に追いやっていた自身の携帯を手に取り、"二人"へと連絡をする。

[メイン] 夏目貴志 : 「…よし、二人にも手伝ってもらえることになった。近くの喫茶店で落ち合うことになったから、早速準備をして出かけよう」

[メイン] 夏目貴志 : 端末をしまい、準備をして、喫茶店へと向かう。
しかし、この時はあんなことに巻き込まれるなんて…いや、薄々そんな気はしてたけど、正直予想外だったな…

[メイン] 夏目貴志 :

[メイン] 夏目貴志 : まあ、そういうわけで。
僕らは二手に分かれて美咲さんの行方を追うことになった。

[メイン] 夏目貴志 : ただ、正直言って当てはない。だから、僕らはまず彼女の家に向かってみる…そういうことになった

[メイン] 夏目貴志 : 「突然呼び出して、こんなことに付き合わせてごめん」

[メイン] 夏目貴志 : 彼、パワプロくんに対し、頭を下げながら謝辞を口にする

[メイン] パワプロ : 「暇だったからいいさ、でもさ…俺たちが女の人の家でいいのか?」

[メイン] 夏目貴志 : 「うん、まあそれは正直思ったんだけど…でも、もし倒れてたりしたらそれこそ男手が必要だろ?」

[メイン] 夏目貴志 : まあ、そんなことを話しながら歩いていれば。
いつの間にか、美咲さんの家の前にはついていて

[メイン] 夏目貴志 : まず、インターホンを押してみる。

[メイン] DL : 反応はない

[メイン] 夏目貴志 : 「すみませーん!夏目ですけど!小林美咲さんはいらっしゃいますかー!」
次は大声で呼びかけてみる。

[メイン] DL : 反応はない

[メイン] パワプロ : 「こういうのは案外開いてたりするんだよな…」
ドアを触ってみる

[メイン] DL : 美咲の自宅の扉は鍵がかかっている状態で、開くことができない

[メイン] パワプロ : 「まあそれはそうか…どうする?」

[メイン] 夏目貴志 : 「まいったな…これ以上下手なことすると、それこそこっちが不審者だし」

[メイン] 夏目貴志 : 一応、自分の"目"でも家の周りを見てみることにする。
多分無いとは思うけど、一応だ

[メイン] 夏目貴志 : 霊感で家の周りを探ってみる
何かある?

[メイン] DL : 霊感では何もかな
<直感>や<洞察>振れますね

[メイン] パワプロ : じゃあ直感

[メイン] DL : いいよ
振ってくれ

[メイン] パワプロ : 1DM<=7 〈直感〉 (1DM<=7) > [8] > 0 > 成功数0 失敗

[メイン] パワプロ : まあ…そうなるな

[メイン] 夏目貴志 : そういうときもある

[メイン] パワプロ : 根性で探し回れない?

[メイン] 夏目貴志 : まあ、霊…〈怪異〉。日常の裏に潜む、常世の理に縛られぬ非日常の象徴。
それが関わっていないだけでも、正直ホッとはした。

[メイン] DL : 2人が美咲の家の周りをウロウロしていると、周辺住人に声をかけられます

[メイン] 夏目貴志 : ビクッと肩を震わせる。
まずい、怪しまれたか…!?

[メイン] パワプロ : 「あっ俺たち怪しい者じゃないです!」

[メイン] 夏目貴志 : 「そうです!おれたちはここの家主の友達でちょっと遊びに来たんです!」

[メイン] 周辺住人 : 少しいぶかしげな視線を向けながらも
「小林さんの友人?…でも彼女、しばらく帰ってきてないみたいですよ」

[メイン] パワプロ : 「…!どこに行ったとか聞いたりしませんでした?」

[メイン] 周辺住人 : 「3日くらい前の朝に姿を見たのが最後ですね」
「スーツを着ていたので、会社に向かったと思いますが…」

[メイン] 夏目貴志 : 「そうですか…ありがとうございます」

[メイン] パワプロ : 「ありがとうございました!」
帽子を取って礼をする

[メイン] パワプロ : 「会社って言うなら…そっち行った二人が何か聞いてたりしたらいいんだけど」

[メイン] 夏目貴志 : 一礼して、携帯を取り出し、ブリジットに今知ったことを簡潔に纏めて、メールを送る。
とりあえず、彼…彼女?達の参考になれば、と

[メイン] 夏目貴志 : 「そうだね、こっちはこっちで別のことを調べてみよう」

[メイン] 夏目貴志 : 『美咲さんは、3日前の朝、スーツで会社に向かってから消息不明。自宅は鍵が閉まっており、中の様子を伺うことは不可能』
送信、と

[メイン] 夏目貴志 : うーん、ちょっと頭を捻り、次にやることを捻出する

[メイン] 夏目貴志 : 「あ、そうだ。パワプロくん、美咲さんのSNS知らない?」

[メイン] パワプロ : 「……ああ、野球の実況してるから一応」
スマホを取り出してアカウントを見せる

[メイン] 夏目貴志 : 「じゃあ、そのままアカウントの発言とかから失踪前の近況とかわからないかな?ほら、もしかしたらなにか事件に巻き込まれたとかわかるかも」

[メイン] パワプロ : 「えーと…」

[メイン] DL : <*知識>、<*ニュース>などの技能が振れますね

[メイン] パワプロ : 無いな!

[メイン] パワプロ : 3DM<=9 〈根性〉 (3DM<=9) > [2, 3, 1] > 4 > 成功数4 ミラクル

[メイン] 夏目貴志 : 一応試してみようか
SNSの書き込みの中から霊感が反応するような物とかある?

[メイン] DL : 霊感は特にはないかな

[メイン] DL : 最近、パワプロくんの住む街で神隠し事件が3回連続で発生していることについて思い出すことができる。
4成功だから全部情報出しますね

[メイン] DL : ・事件 1
11/6 会社員 吉田佳奈子(24) が深夜になっても家に帰らず連絡もつかないことが家族によって警察に通報される。その後の捜査により、当日はすでに退勤しており通勤中と考えられる時間帯に失踪した可能性が高いことが判明する。現在でも連絡がつかず、警察は行方不明事件と断定した。

[メイン] DL : ・事件 2
フリーター 市原睦(19) が品物の配達を行ってから、数時間経っても帰ってこないことからアルバイト先の酒店の店⻑である神田太助が警察に通報。このことから事件として認識され捜査が開始される。配達に使用した軽トラが近所で発見される。現在も捜査が行われている。

[メイン] DL : ・事件 3
11/13大学生 安達涼子(21)が授業に現れないことから友人たちが心配し、警察に通報したことにより、捜査が開始された。
前日である11/12に友人と約束している飲み会の時間になっても現れなかったことが友人らの証言により判明している。

[メイン] パワプロ : 「…もしかしたら神隠しに巻き込まれたんじゃないか?」
とニュースが書かれたサイトを見せる

[メイン] 夏目貴志 : どれどれ、そのサイトの中を隅々まで読み込む。
…うーん、確かにありえなくはない、かな?

[メイン] 夏目貴志 : 「じゃあ、このことも頭に入れて…次は、この事件を追うべきかな」

[メイン] パワプロ : 「うーん、応援してる所がアレな負け続きだったから落ち込んでたとかだと思ってたけど…」

[メイン] パワプロ : 「…そうだね」

[メイン] 夏目貴志 : 一応、ブリジットさん達にも神隠し事件のことは伝えておこう。
関係ない可能性の方が高いと思うけど

[メイン] 夏目貴志 : 「まずは、この事件について警察に聞いてみるべきかな?
こっちも友達が一人巻き込まれたかもしれないし、話を聞かせてもらう権利くらいは…多分、あるはず」

[メイン] パワプロ : 「分かった、行ってみよう!」

[メイン] 夏目貴志 : じゃあ、近くの交番に向かって、とにかく話してみようと。
そういうことになった。

[メイン] 夏目貴志 :

[メイン] 夏目貴志 : さて。交番についたわけだが。
よくよく考えてみれば、どうやって話を切り出すべきなのだろう

[メイン] 夏目貴志 : いきなり友達が神隠しに巻き込まれたかもしれないと言っても、警察の人の愛想が悪かったら多分、何も教えてもらえないし…
でもまあ、悩んでても仕方ないのも事実なわけで

[メイン] 夏目貴志 : 「あの、すみません。友達の小林美咲さんっていう人が2日前から連絡が取れなくて。もしかしたら、例の神隠し事件に巻き込まれたのかもしれなくて…何か、教えてもらえませんか!?」

[メイン] 夏目貴志 : 勇気を出して、交番の警官に話してみる。

[メイン] 夏目貴志 : …この人が野球ファンなら、パワプロくんと意気投合して話してくれないかなぁ…なんて

[メイン] 警官 : 「例の神隠しに…?…力になりたいのはやまやまなのですが、ご友人の通報ではすぐに動くことはできないんですよね」
「まずは家族に連絡を取ってもらって、その上での通報なら手続きができるのですが…」

[メイン] パワプロ : 「…夏目、連絡先は?」

[メイン] 夏目貴志 : 正直、知っていた。この手の事件では…法に縛られる警察では間に合わない。
祈るようにパワプロくんの方を見る。

[メイン] 夏目貴志 : 「連絡先…そうだ、確か以前教えてもらったとこが…」

[メイン] 夏目貴志 : 携帯を操作し、美咲さんの実家?と以前教えてもらった番号に掛ける

[メイン] DL : 『…はい。もしもし』
女性の声がスピーカーから聞こえる

[メイン] 夏目貴志 : 「あ、あの、美咲さんの友達の夏目というものです」
緊張し、噛みつつ、なんとか要件を伝えようと

[メイン] 夏目貴志 : 「実は、美咲さんが2日前からいなくなってしまって…そちらに、何か連絡をしたりとかはされませんでしたか?」

[メイン] DL : 『夏目…?ああ、娘から伺っています。ご友人の人ですよね。それで、何のご用でしょうか?』

[メイン] DL : 『……!?』
電話の向こうの人物が絶句したあと、何かものが落ちる音がスピーカーから聞こえた

[メイン] 夏目貴志 : 「!…どうしましたか!?」

[メイン] パワプロ : 「だ、大丈夫ですか!?」

[メイン] 夏目貴志 : パワプロと目を合わせ、頷く。
何か大変なことがあったのかもしれない、と

[メイン] DL : しばらくして
『…もしもし?』
男性の声がスピーカーから聞こえる

[メイン] 夏目貴志 : 「あ、えーっと、美咲さんの友達の夏目です。先ほどお伝えしたのですが、美咲さんが2日前から行方がわからなくて…そちらに連絡がいってないか?と」

[メイン] DL : 『すみません。妻が取り乱してしまったようで、美咲の父です』
『それで、娘が行方不明というのは本当ですか?』

[メイン] 夏目貴志 : …何があったんだろう、そんなことを考えつつ

[メイン] パワプロ : 「は、はい連絡も取れなくて」

[メイン] 夏目貴志 : 「ええ、はい。本当です、あ、今一緒に話してるのは共通の友達のパワプロです」

[メイン] DL : 『…昔っから、危なっかしいところがある子でしたが…まさか、そんなことに…』

[メイン] 夏目貴志 : 「…失踪する前何か、美咲さんから連絡が行ったりとかはしませんでしたか?」

[メイン] DL : 『…いえ、連絡などは特には』

[メイン] 夏目貴志 : 「そう、ですか…あの、すみません、こんなこと伝えるのは心苦しいのですが、あなたから警察に美咲さんの失踪を通報していただけませんか?」

[メイン] DL : 『わかりました。連絡していただきありがとうございます』
『通報の方は、すぐにでも、はい』

[メイン] パワプロ : 「お願いします!」

[メイン] 夏目貴志 : 「お願いします。では、失礼します」
電話越しに、深々と礼をして通話を切る。
…辛いことを伝えたのだ。せめて、それくらいはこちらも礼を尽くさなくては

[メイン] 夏目貴志 : 「あと、ありがとうパワプロくん。正直、焦ってて実家への連絡が思いつかなかった。」

[メイン] パワプロ : 「良いって、俺も思いつきだったし。夏目が連絡先知ってるとは思わなかったけど」

[メイン] 夏目貴志 : 多分、自分でも気がつかないうちに視界が狭まってて、でも、落ち着かせてくれた。
彼が冷静でいてくれて、助かった。

[メイン] 夏目貴志 : 「じゃあ、改めて交番に行こう。正式に失踪届けが出されたなら、何か事情を教えてくれるかもしれない」

[メイン] パワプロ : 「ああ!」

[メイン] 夏目貴志 : そういうわけで、また交番の中へと。
さっきと同じように、同じ人に頼んでみる。

[メイン] 夏目貴志 : 「あの、家族からの通報があれば警察は動けるんですよね?多分、そろそろ美咲さんの家族からの通報が来たと思うんですが」

[メイン] パワプロ : 「何か、教えてくれませんか!?」

[メイン] 警官 : 「ああ、先ほどの」
「少々お待ちを…」
交番の奥に行き、確認をとって戻ってくる

[メイン] 警官 : 「はい。たしかに受理されていますね」
「…それで、何か、といわれても、まだこちらも調査中でして」

[メイン] 警官 : 「失踪者の足取りは追っているのですが、行方をつかめるようなものが何もないのです」

[メイン] 夏目貴志 : 「…影も形もない、ということですか?」

[メイン] 警官 : 「そうですね。ただ…」
「どの失踪者も、帰宅中に失踪していること」
「そして、帰宅時にとある交差点を通っていることだけはわかっていますね」

[メイン] パワプロ : 「交差点?」

[メイン] 夏目貴志 : 帰宅中、つまり、夕方から夜にかけての遅い時間。
とある交差点、つまり同じ場所、1か所で起きていると思われる神隠し。
……嫌な予感どころじゃない。間違いない。これは多分…

[メイン] 警官 : 「はい。今のところ失踪者たちに共通しているのはその2点だけです」

[メイン] 夏目貴志 : 「あの、その交差点の場所…教えてもらえませんか?」

[メイン] 夏目貴志 : 首筋に汗が伝う。
聞いてはいけない、聞けば間違いなくパワプロくんも巻き込んでしまう。
しかし、ここまで来て帰れ、なんて言えるのか?

[メイン] パワプロ : 「俺からもお願いします!素人目だけど…何かありそうな気がするので!」

[メイン] 夏目貴志 : 顔を歪め、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ。
………どうすれば、また友達を失わずに済む?と。そんなことを必死に考える

[メイン] パワプロ : 「…?どうしたんだよ夏目、調子悪いのか?」

[メイン] 夏目貴志 : その言葉にハッとするも、すぐに慣れたように表情を取り繕い

[メイン] 夏目貴志 : 「ううん、なんでもない」

[メイン] 警官 : 「…わかりました。行くのならなるべく人の目がある時間で、くれぐれも気をつけてください」
少し迷いながらも、そう言って交差点の場所を2人へ教える

[メイン] 夏目貴志 : 「ありがとう、ございます」
出来るだけ顔を見られないように。深く礼をして、交番を足早に去る

[メイン] パワプロ : 「お、おい夏目!待てよー!あ、ありがとうございました!」

[メイン] 夏目貴志 : 急いでメールを打つ。彼…女、たちが来ないように

[メイン] 夏目貴志 : 『〇〇の交差点には行くな』
それだけ、メールとして送って

[メイン] 夏目貴志 : ついてきたパワプロに、向き直り。
………覚悟は決めよう、友情より、命の方がずっと大事だから

[メイン] 夏目貴志 : 「この交差点、おれ1人で行くよ。パワプロは別の場所から美咲さんを探してくれないか」

[メイン] パワプロ : 「……?さっきから変だぞ?別に一緒に行けばいいじゃないか」

[メイン] 夏目貴志 : 「いや、二手に分かれた方が効率がいいと思うんだ。それにほら、たかが交差点に2人揃って行っても何も見つけられませんでしたなんて嫌だろ?」

[メイン] 夏目貴志 : …頼むから、引き下がってくれ
友情とは、美しいものなんて誰かが言ってたけど。そのまま美しさに殉じて友達を危険な目に合わせるなんて…まっぴらごめんだ

[メイン] パワプロ : 「それなら二人の方が効率がいいし、何か見付けられるかもしれないだろ?ほら、いいから行くぞ!」

[メイン] 夏目貴志 : 「……嫌だ」
こんなことは言いたくない

[メイン] 夏目貴志 : 「おれ1人の方がずっと楽だ」
だけど、言うしかない

[メイン] 夏目貴志 : 「…ごめん、パワプロ。お前に…交差点に行かれると、邪魔なんだ」
冷たい言葉を投げかけてでも、行かせたくはない

[メイン] パワプロ : 「……どういうことだよ?」

[メイン] 夏目貴志 : 「…言えない、とにかく、お前は足手纏いなんだ」

[メイン] 夏目貴志 : 自分から誘っておいてこの物言い、どうかしている。
そんなことはわかっている。でもやっぱり…巻き込みたくは、ない

[メイン] パワプロ : 「言ってくれなきゃ分からないだろ!急に足手まといとか言われたって納得できるか!!」

[メイン] 夏目貴志 : 怒鳴られて、ムッとする。
わかっていた、言ってもわかってくれないなんてことは。でも、何故か今回は納得できなくて

[メイン] 夏目貴志 : 「いいから、帰ってくれ!納得してくれなんて頼んでない!」

[メイン] 夏目貴志 : 売り言葉に買い言葉。どうしようもない平行線のケンカになって、きっともう友達ではいられない。
でもこれでいい、これで怒って、別の場所に行ってくれれば、あとはなんとか…してみせる。

[メイン] パワプロ : 「……そうかよ!!わかったわかった!どーせ俺は足手まといさ!!家に帰ってバットでも振ってるよ!!」
フン、と吐き捨てて帰る素振りをする

[メイン] 夏目貴志 : 「ああ!帰れ!」

[メイン] 夏目貴志 : こちらも、フン、と。そっぽを向いて1人で交差点へと向かう。
結局、いつもこうだ。僕は、人とは違うものが見えて、違う世界で起こった事件がわかる。だから、こっちでしか生きていない彼らとは、最後には分かり合えない。分かり合っちゃ…いけない

[メイン] 夏目貴志 : わざとらしく、足音を立ててその場を去る。
最後に…

[メイン] 夏目貴志 : 「………ごめん」
なんて、さっきまで隣に誰かいた。空っぽの空間に、謝りながら

[メイン] パワプロ : 「……とは言え、このまま帰るワケには行かないよな」
角を曲がった所で一旦戻り夏目の後ろ姿を確認すると、コソコソと見つからない様に後を付ける

[メイン] パワプロ : ……あいつは普段あんな大声なんか出さない。
ましていきなり足手まといだの言う様な奴でもない。…人を頼るのが苦手なんだなってのはなんとなく分かるんだけど

[メイン] パワプロ : とにかく、よく分からないけど何かに気がついたのは間違いなさそうだ……必死に止めるくらいに。バカだな、そんな所にお前一人で行かせるわけに行かないだろ

[メイン] 夏目貴志 :

[メイン] 夏目貴志 :

[メイン] 夏目貴志 : ……例の交差点へと辿り着く。
人を惑わせ、喰らう。認知不可能のマヨヒガ。
だけど、おれなら見える。見えてしまう。…きっと

[メイン] 夏目貴志 : 霊感で交差点を調べる
多分わかるよな?

[メイン] DL : その前に

[メイン] DL : 共鳴判定(強度 6/上昇 1)∞共鳴感情 :[正義(理想)]

[メイン] 夏目貴志 : 理想が被ってるな…ルーツ一致か

[メイン] DL : ですね
ルーツ属性一致 / ダイスの数 =(技能レベル+1)

[メイン] 夏目貴志 : (1+1)DM<=6 共鳴判定(ルーツ属性一致) (2DM<=6) > [1, 9] > 2 > 成功数2 ダブル

[メイン] system : [ 夏目貴志 ] 共鳴 : 1 → 2

[メイン] 夏目貴志 : 唐突に来る違和感に、目元を抑え、だが、自分の予想が間違っていなかったことを確信する

[メイン] 夏目貴志 : 「…悪い、お前が何か、自分にもなにか譲れないものがあることはわかった。だけど、皆いなくなって不安がってるんだ。…神隠し、暴かせてもらうぞ」

[メイン] DL : 夏目くんはこの交差点に何らかの違和感を感じることができる。
<★霊感>いけますよ

[メイン] 夏目貴志 : 3DM<=9 〈★霊感〉 (3DM<=9) > [2, 2, 7] > 3 > 成功数3 トリプル

[メイン] 夏目貴志 : …いつものことだ、怪異も、人も。互いに譲れないものがあって、こうして衝突する。
だから、両方を見ることが出来る僕が、なんとかしなくちゃいけない。

[メイン] 夏目貴志 : だから…"見せろ"、その痕跡。何があったのか…教えてもらうぞ

[メイン] DL : 交差点の特定の場所に強く心が引き付けられる。
そこはビルの壁だが…あなたには一瞬だけ、“門”のようなものが見えた。

[メイン] 夏目貴志 : 「…見えた、そこにみんないるんだな?」

[メイン] 夏目貴志 : 今見えた場所に向かい、今まで消えた人と同じように歩いていく。
危険だけど、行くしかない。このことについてわかってるのは、おれだけで。だから、一人でなんとかしなくちゃいけない。

[メイン] 夏目貴志 : …大丈夫、慣れてるさ。いつも通りに、共感しすぎず、ただ連れて帰るだけなんだ

[メイン] 夏目貴志 : そう呟き、先ほど見えた門の位置へと手を伸ばし────

[メイン]   : ─────ヨーヨーが行き先を阻むように。

[メイン] ブリジット : 「よっと!」

[メイン] ブリジット : 後方から延びる、赤い回転体。

[メイン] ブリジット : 「夏目くん、夏目くん、今先程……"どちら"へ向かおうと、してました?」

[メイン] 夏目貴志 : ………来るなって、言ったのに

[メイン] ブリジット : 夕刻。茜色の光がブリジットの白い肌に映る。
目元に影が作られて、明るい口調ながらも、その表情はどこか、真剣みを帯びて。

[メイン] 夏目貴志 : 「……なんでもないよ、ただちょっと、手を伸ばしてみただけ」

[メイン] ブリジット : ふぅーん?と、相槌を打ちながら。
ゆっくり、ゆっくりと、夏目の横に移動をして。

[メイン] ブリジット : そして、画面を見せる。
─────この場所に来るなという、命令口調の夏目くんの文。

[メイン] ブリジット : 「なんでもないなら、ウチらがここに来ても
 な~んにも問題は無し、ですよね?」

[メイン] ブリジット : 「でも夏目くんのお顔 ……ブスッとしてますよ?」

[メイン] ブリジット : 少し屈み、下から覗き込むような姿勢で、夏目の顔を見つめ。

[メイン] 夏目貴志 : …っ!
なんで、そうやって見てくるんだ。
ただ、こっちは巻き込みたくないだけなのに。ただ、みんなには関係ない場所にいてほしいだけなのに。

[メイン] 夏目貴志 : 「…別に、ただ日の影でそう見えるだけですよ」

[メイン] ブリジット : おめめが少し逸らしたのが、ウチには丸見えでした。

[メイン] ブリジット : 「……ウチには無い"何か"が、夏目くんにはあるんですね?」

[メイン] ブリジット : それでもブリジットは真剣に、見つめ続け。

[メイン] 夏目貴志 : そう、確かに僕にはある。
でもそれは、他の人からしたらただの異物で。誰にとっても気味の悪いもので。

[メイン] 夏目貴志 : 「何も、ありませんよ」
また、傷付くことを恐れて嘘をつく。

[メイン] ブリジット : そんな表情を見て、くすりと笑って。

[メイン] ブリジット : 「……ふふ、やっぱり夏目くんは、とーーっても、優しいですよ」

[メイン] ブリジット : 手を自分の背中に回して、踵を返す。

[メイン] ブリジット : 背を夏目に向けながら。

[メイン] 夏目貴志 : 「………どういうことですか?」
優しい?違う、単に、怖いだけだ。今まで通りの日常を失うのが。

[メイン] ブリジット : 「……人には言えない秘密の一つや二つ、あってトーゼンです
 ウチだってそうですよ、抱えて、蓋をしなくちゃいけないもの
 ……そう思っているもの、ありますから」

[メイン] ブリジット : そして、少しだけ振り向いて、微笑み。

[メイン] 夏目貴志 : 心臓が高鳴る。汗が噴き出る。今にも逃げ出してしまいたいのに、その姿から目を離せず。

[メイン] ブリジット : 「時に、その秘密は人を傷つけてしまう
 ……夏目くんの持っているそれは、そんなおっきな危険を持っている」

[メイン] ブリジット : 「ふふ、ウチ、これでも結構いろんなとこ旅してるんですよ?
 なので、人生経験で言えば、ウチの方が豊富だったりします!」

[メイン] ブリジット : 慈しむように、夏目を見つめる。
夏目は、頑張っている。おそらく自分にしか与えられていない
そんな使命を抱えながら、今を生きている。

[メイン] パワプロ : (……………)

[メイン] ブリジット : 言葉で聞いたわけでも、実際にそれを見たわけでもない。
根拠など、どこにもありはしない。

[メイン] ブリジット : 「……ウチね、ウチの故郷がね、あんまり……お金が無くて
 それもあって、因習に囚われてたりするの」

[メイン] ブリジット : 「こういう格好で生きてきたのも、それが原因だったりするんですよ?」

[メイン] ブリジット : ─────誰にもまだ明かしていない秘密を、つらつらと。

[メイン] 夏目貴志 : 「…それが、どうしたんです?おれは別に、気にしませんよ」

[メイン] ブリジット : 「ふふ、それでもウチはね、故郷が好き
 両親が好き、村のみんなが好き、だから今こうして
 故郷を離れて、少しでも村にお金が入るように、旅をしてる」

[メイン] 夏目貴志 : …違う、気にしてなかったわけじゃない。そもそも、"気がつかなかった"のだ。
明らかに違うものを見続けてきた僕にとっては、そんな細かな違いなんてどうでもいいもので。

[メイン] ブリジット : 「……ウチはね、夏目くんのことを説教できる立場には、ないんですよ」

[メイン] ブリジット : 「だってウチも、"おんなじ"!」

[メイン] 夏目貴志 : 「……おなじ、ですか?」

[メイン] ブリジット : こくりと、頷いて。

[メイン] ブリジット : 「結局ウチのことは、ウチだけでなんとかしよ~!って
 そう思っちゃってるんだから」

[メイン] ブリジット : 「だから、夏目くんの気持ち、痛いほど……わかるよ」
にこりと、夏目をじっと見つめ、微笑む。

[メイン] 夏目貴志 : 「それは、おれにはそうは見えませんでしたよ。
みんなの中に自分から入っていって、いろんな人と仲良くなって…でも、そうですか」

[メイン] 夏目貴志 : 「…そう、ですね。人には、誰にだって言えない秘密は…あるんでしょうね」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「──そうじゃそうじゃ! お主ら二人ともめんどいもん持っとるんじゃからの本当に!!」

[メイン] 夢野 秘密子 : その空気を割って入るように、がさ……と、近くの茂みから姿を現す。

[メイン] ブリジット : 「ありゃりゃ!秘密子ちゃん!」

[メイン] ブリジット : にこっ!と笑いながら、手を振りつつ。

[メイン] パワプロ : 「夏目…」
同時に隣から顔を出す

[メイン] 夏目貴志 : 「えっ、秘密子、パワプロ、まさか聞いてたのか?」

[メイン] 夢野 秘密子 : それに小さく手を振り返しつつ、座標を間違えたかのぅ、パワプロ……なんて嘯く。

[メイン] ブリジット : 夏目の後ろに立って、肩に軽く、ぽん、と手を置きながら。

[メイン] ブリジット : その背中を軽く押して、秘密子とパワプロの方へと、ゆっくりと歩かせる。

[メイン] 夏目貴志 : いや、さっき大喧嘩して、それで帰ったはずのパワプロがなんでここに…?
そうやって、いろいろ考えているうちに。先ほどまでの緊張で張りつめた顔は、解れていて

[メイン] パワプロ : も、もうちょっと後のがよかったかもね…と小さく

[メイン] ブリジット : 「夏目くんには、ウチのことをそうは思えなかった
 ─────それは、ウチ達も、おーんなじ」

[メイン] ブリジット : にこっ、と優しい声色で語りかけながら。

[メイン] 夏目貴志 : 「うわっとっとっと…!?何を、するんですか!?」

[メイン] ブリジット : 「夏目くんのこと、もっともっと知りたいのはウチだけじゃない」

[メイン] ブリジット : 「ほらほら~♪ ……ね?」

[メイン] ブリジット : そして、夏目の後ろから、秘密子とパワプロを見やって
にこりと、微笑む。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「…………そうじゃな……」
ブリジットの方を夏目の肩越しにちらり見て、戻して。

[メイン] パワプロ : 「そうだ!もうちょっと教えろよ…夏目の事!」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「本題はパワプロに任せるとして……ウチから言いたいのはひとつじゃ」

[メイン] 夏目貴志 : 教える、か。
そういえば、秘密のこと以外にも、自分のことなんてあまり喋ったこともなかったな、と

[メイン] 夏目貴志 : 「…1つだけ?」

[メイン] 夢野 秘密子 : こくん。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……たとえお主の秘密や技量がどれだけ凄いからといって、それが他のヤツガラを巻き込んではならん理由にはならんじゃろう。」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「ウチだって同じじゃ。……ウチは確かに魔法を使えるが、それはウチだけのものじゃない……ウチの技術を磨いてくれた師匠、セットを準備してくれる裏方……そやつらがおってこそのものじゃとウチは思う。」

[メイン] 夏目貴志 : …黙って聞いて、1人ごちる。
ああ、そうか。多分、逃げてたのは僕の方で。怖がるあまりに、差し伸べられた手をずっと、ずっと払いのけてきたのだと。
やっと、理解した。

[メイン] 夏目貴志 : 「本当に…頼って、いいのか?」

[メイン] 夢野 秘密子 : ……その様子を見て、ふぅ……と息をつく。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「お主が嫌じゃと言わんなら、言われずとも…最初から皆そのつもりじゃったが?」

[メイン] パワプロ : 「俺たちは…友達だろ」

[メイン] ブリジット : 秘密子の言葉に続くように、うんうんっ!と頷いて。

[メイン] ブリジット : 「旅は道連れ世は情け ……ですよ?」
後ろで優しく諭すように。

[メイン] 夏目貴志 : その様子に、全身から力が抜け
思わず、笑ってしまう。…久しぶりの、心からの笑いを

[メイン] 夏目貴志 : 「………ふっ、ふふふふ、あはははっ、あはははは!なんだ、さっきまでずっと力を入れて、背負いこんで…意地張った子供みたいだったってことか…あははは!」

[メイン] ブリジット : ……背負ってるものが、苦しくて、ずっと一人で抱え込まないとっていう
そんな責任を、本当に最後まで一人で抱え続けたら
ウチだったら、潰れちゃうから、だからきっと……
それを紛らわすように、こうして人との関わりを持っているんだ。

[メイン] 夏目貴志 : ひとしきり笑い終えたところで、ふう、と一息つき。

[メイン] ブリジット : こうして、想いを共鳴することの、なんと素晴らしいことか。
世界には、嫌なことはいっぱいある。
でも─────楽しいこと、嬉しいこと、素晴らしいこと、美しいこと。
そういうったものがあるって、ウチは信じてるから。

[メイン] 夏目貴志 : 「わかったよ、今回隠してたこと、正直に言う。でもさ、笑わないでくれよ?」

[メイン] ブリジット : 「ふふふ、もっちろんです!」
吹っ切れて、以前よりも明るくなったように見える夏目くんに笑う。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「!!!」
「……あ、ちょっと待て!」

[メイン] ブリジット : おや?と、秘密子の方を向いて。

[メイン] パワプロ : 「…あんな必死で止めてたから笑えるような事じゃなさそうだけど…うん?」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「その前に、夏目はそやつに言うことあるじゃろ……な、ブリジット?」
パワプロの方を指さして、ブリジットの方へ近づき……距離を取る。

[メイン] パワプロ : 「お、俺!?俺は別にもういいけど…」

[メイン] ブリジット : くすりと笑って。

[メイン] ブリジット : 「……夏目くん、応援、してますよ!ファーイトっ♪」

[メイン] 夏目貴志 : 「……そうだ、言わなくちゃ」
秘密子の気遣いに感謝する。さっきは…随分と酷いことを言ったから。

[メイン] ブリジット : 夏目の背中を押すように、ぽーん、と。
そしてブリジットも、秘密子と肩を並べるように、距離を取って。

[メイン] 夏目貴志 : 「パワプロ、さっきはごめん。ただお前を、巻き込みたくなかったんだ」

[メイン] 夏目貴志 : 頭を下げる。許してくれるかどうかじゃなくて、ただ、自分が謝りたいのだ

[メイン] パワプロ : 「……いいって、俺を心配してくれたからあんな事言ったんだろ?」

[メイン] 夏目貴志 : 「…ありがとう」

[メイン] 夏目貴志 : じゃあ、と軽く咳払いし、改めて

[メイン] 夏目貴志 : 「今度こそ、秘密を言うよ。実はさ」

[メイン] 夏目貴志 : 「────見えるんだよ、"幽霊"が」

[メイン] 夏目貴志 : それと同時に、電線を指差す。

[メイン] 夏目貴志 : 「あそこ。一本足のカラスが止まってるんだ。…見えないと思うけどさ」

[メイン] ブリジット : 夏目の言葉に従うように、視線を向ける。
ルーティンワークとして、ヨーヨーを弄り始める。
自分を落ち着かせる、定期的な行動として。

[メイン] パワプロ : 「ああ、じゃあ話してる時たまに遠く見てたのも…」

[メイン] ブリジット : 「……夏目くんの見える世界は、ウチ達の見るそれよりも
 もっともっと、ずーっと……複雑だったんですね」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……じゃな。すごいの、ウチの魔力を持ってしても察知できん」
「……じゃが、否定するつもりはないぞ! ウチも否定される辛さは知っておる」

[メイン] 夏目貴志 : こくり、頷いて

[メイン] ブリジット : それじゃあ、他の人との感覚がズレてしまうのも、納得であった。
赤いリンゴを、もしも自分だけが青く見えてしまうのならば
その者は以降ずっと、リンゴのイメージを他者とは共有できない。

[メイン] ブリジット : 視覚による差異とは、それほどにまで強い。

[メイン] 夏目貴志 : 「だけど、見えるってのも良いことばかりじゃない…人と付き合うのが大変ってこと以上に、見たくない物まで見えるんだ」

[メイン] ブリジット : 夏目が浮かばせる表情を見て、察するように、ゆっくりと頷いて。

[メイン] 夏目貴志 : と、今度はビルの壁を指差す。
先ほど、自身が触れようとしていた場所を

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……?」
今度は電線からそちらへ、視線を誘導される。

[メイン] 夏目貴志 : 「…一瞬だけ、ここに門が見えた。多分、特定の時間にここを通ると、開いた門に引き込まれる。神隠しの真相は、多分それだ」

[メイン] パワプロ : 「な、なるほど…本当に神隠しだったのか」

[メイン] 夏目貴志 : 「…でもこんなこと、誰に伝えても信じてくれやしない。だから、おれ1人でやるしかないんだ。それに……」

[メイン] ブリジット : 「な、なんとっ……!?……真実がそれだったのなら
 警察の人でも捜査が難航してるのも、納得ですね……!」

[メイン] ブリジット : ビックリしたような表情をしつつも。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「まさしく魔法のようじゃな……それに?」

[メイン] 夏目貴志 : 「……神隠しされた人が、生きてるかもわからない。
幽霊、妖、怪異。色んな呼び方があるけど、それは等しく人とは相いれないものだから」

[メイン] ブリジット : 「……………。」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「…………。」

[メイン] ブリジット : ─────見たくないもの、それは、オバケだけじゃない。

[メイン] 夏目貴志 : 「だから、見えないのに巻き込んでしまって、それで死なせたら、おれが、自分を許せない」

[メイン] ブリジット : 一緒の時間を生きてきた人の、身近な人の、死。

[メイン] ブリジット : 「…………ふふふ、それなら猶更、ですね?」

[メイン] ブリジット : 「そんな危険なことを夏目くんにやらせてたんですから
 それならウチは少なくとも、もう聞いちゃったからには
 とことん!協力しないと、ですね!」

[メイン] ブリジット : 「それに─────そぉれっと!」
赤く、大きめなヨーヨーを取り出すと
車輪のように回し、自身の周囲を飛来するように動かし。

[メイン] ブリジット : 「っと! ウチ、これでもちょーっと、逞しいんですからね?
 ……幽霊さんに効くかどうかは、ビミョーですけど」

[メイン] ブリジット : 冷や汗を少し浮かばせながら、にこりと
夏目、秘密子、パワプロを見て笑う。

[メイン] 夢野 秘密子 : 笑みを返して。
「……"ウチら"じゃ、ブリジット。協力するのはな」

[メイン] 夏目貴志 : 「ふふっ…見えないのに、どうやって当てるんですか、本当に、愉快な人ですね」

[メイン] ブリジット : 「ハッ……!?た、確かに!見えないんでした!」
ガーンとしながら、秘密子に泣きつき。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「考えとらんかったのか!?」
「ええい、暑っ苦しい! 夏目に指示して貰えばよかろう!」

[メイン] パワプロ : 「ハハハ…」

[メイン] 夏目貴志 : 「……でも、まあ、見えることもあります。彼らの作る世界の中では、おれ以外の人が視認してたこともありました」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……成程の。その世界に入ってみるまでは不確定ということじゃな」

[メイン] 夏目貴志 : 「だから、この門の向こうでもまだ神隠しにあった人が生きてるなら…多分、それはそこまでヤバイ奴ではないんだと思います」

[メイン] ブリジット : 「!!!……ふっふっふ!それなら、秘密子ちゃんの魔法も!
 火を吹いちゃうチャンスでもありますね~!」

[メイン] 夏目貴志 : 秘密子の言葉に頷き、再びビルの壁へと手を伸ばす

[メイン] 夢野 秘密子 : 「ふふふふ……文字通りのぅ!」
言いつつ、夏目の動作に目を引かれ。

[メイン] 夏目貴志 : 「今は開くかはわからない、でも門に触れられるか、試してみる価値はある。付き合ってくれるなら…どうか、そのまま見ていてほしい」

[メイン] ブリジット : こくり!と頷いて。

[メイン] ブリジット : 「……ウチは、夏目くんを、"信じますよ"!!」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「よかろう。右に同じじゃ」

[メイン] パワプロ : 「俺だって!」

[メイン] : 『はい。ストーップ!』
待ったをかけるような声があなたたちにかけられる

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : そちらの方を見れば、柴田と

[メイン] ブリジット : 「なにやつ!」

[メイン] 中田 義信(なかた よしのぶ) : スマホを持った和服の男が立っていた

[メイン] ブリジット : 勢いよく振り返り。

[メイン] 夏目貴志 : 振り返り、乱入者の姿を視認して

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : 「すみません。すぐ出て行こうと思ったのですが、この人に呼び止められて…」

[メイン] 夢野 秘密子 : ……何かを思い出して、ブリジットから自らの肘を遠ざける。

[メイン] 中田 義信(なかた よしのぶ) : 「突然乱入してしまい申しわけありません。私は中田 義信(なかた よしのぶ)という者です」
ぺこりと会釈をして

[メイン] ブリジット : 秘密子の配慮のおかげもあって、なんとかブリジットはデストロイしなかった。
もしも、肘をどかさなければ、今頃横腹を痛め、道に転がっていただろう。

[メイン] 夏目貴志 : 「これはどうも、夏目貴志です…その恰好、あなたも、見えるんですか?」

[メイン] パワプロ : 「ど、どうも…?パワプロです」

[メイン] : 『まあ挨拶はいいから、中田くん、僕のところに連れてきてよ』
先ほど4人を呼び止めた声が中田の持つスマホから漏れる

[メイン] ブリジット : 「あ、これは親切にどうもです、ウチはブリジットです」
ぺこりっ!とお行儀よく、頭を下げて。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「魔法使いの夢野秘密子じゃ」
……なんじゃ、スマホの音声……使い走りじゃろうか?

[メイン] 中田 義信(なかた よしのぶ) : 「いえ、私には何も。しかし、話を聞いて、この電話の先の私の上司が興味があると仰っていて」
それぞれの自己紹介にコクリコクリとうなずき返しながら

[メイン] ブリジット : それぞれの面々と顔を合わせながら。

[メイン] ブリジット : 「……これもまた、何かの縁、というやつですかね!」

[メイン] 夏目貴志 : その言葉に、うっすらと笑みを浮かべる。
縁…そうか、これも縁、か

[メイン] 夏目貴志 : 「…何か知ってるなら、ぜひ教えてほしいです。あなたの、上司の人に」

[メイン] : 『話が早いね。では是非来てくれたまえ』
『場所は有坂探偵事務所だ』

[メイン] パワプロ : 「探偵…?」

[メイン] 中田 義信(なかた よしのぶ) : こくりと頷いて
「…ご同行、願いますか?」

[メイン] ブリジット : 「秘密子ちゃん、迷子になっちゃいけませんよ?」
当のブリジットはというと、胡散臭さに対し特に何も感じていないのか
当たり前のように受け止めている。
深く考えていないのか、はたまた、考えた上でなのか。

[メイン] 夏目貴志 : 探偵、胡散臭い気もするが…世の中、誰が何を知ってるか、何を抱えているかもわからない。
さっき、ブリジットさんもそう言ってたことだし…まあ、話を聞いてみるのもいいと思った

[メイン] 夢野 秘密子 : 探偵……事実だとするとまた、奇妙な縁が巡ってきたものじゃの……
「よかろう。ウチらを止めた理由も聞かねばならんことじゃし……」

[メイン] 夏目貴志 : 「ええ、行きます。パワプロも一緒に行こう。」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「ウチの台詞じゃそれは!」

[メイン] パワプロ : 「ああ!」

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : 「俺も行きます」

[メイン] DL : こうして中田と名乗る男は、5人を連れて有坂探偵事務所へと向かった

[メイン] DL :  

[メイン] DL :  

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「やあ。遅かったね。そろそろ、君達みたいな人がやってくるタイミングだと予想していたよ。そのために中田くん…和服の彼にも動いてもらっていたんだけど、ドンピシャだったね」
事務所に入るやいなや、安楽椅子に座った男がそう声をかける

[メイン] ブリジット : 「なんとっ!?ウチ達の行動を予期していた!?」
ビックリしたような顔で。

[メイン] 夏目貴志 : 失礼します、一礼して部屋に入り

[メイン] ブリジット : ヨーヨーを手に持ち、弄りながら。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「ウチらが奇術師なら、こっちは未来預言者かのぅ……」
ブリジットと小声で話しながら

[メイン] 夏目貴志 : 「…その口ぶり、あなたはあの場所で何が起こっているかを知っているんですか?」

[メイン] ブリジット : 「霊能力者もいるくらいですからね……!
 ……もしかしたら、実在するかも、ですよ!」
秘密子と、小声でヒソヒソしながら。

[メイン] パワプロ : (探偵って本当にいるんだ…)

[メイン] ブリジット : 「………えいっ」
好奇心で、有坂目掛けて、軽くヨーヨーを放ってみる。好奇心で。
大事なことなので二回言いました。

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「8割くらいだったけどね…君たちの会話を勝手に聞かせてもらったことで、僕の推理は無事正解へとたどり着いたよ。ありがとう!」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「!?」

[メイン] ブリジット : 未来を予知できるなら避けられるはず!さあどう出ますか!
と、なんかワクワクしてるブリジット。

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「おっと危ない」
くるっと椅子を回転させてヨーヨーを避けて

[メイン] ブリジット : 「鮮やか!」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「!?!?」

[メイン] ブリジット : 「見ましたか秘密子ちゃん!やはりあの人は未来を見れますよ!」

[メイン] 夏目貴志 : 「盗聴ですか、趣味が悪いですね…人の悩みや決心を関係ない人に聞かれてたと思うと、少し腹が立ちますよ」

[メイン] 夏目貴志 : …何をやってるんだろうあの人は、そんな冷たい目でブリジットを見つつ

[メイン] 夢野 秘密子 : 「(じ……じゃとしても、ヨーヨーは人に向かって投げるものじゃあないじゃろ!?)」

[メイン] パワプロ : 「おお〜…」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「それは謝ろう。しかし、君たちの友人が失踪してるんだろう?だったら話は早い方がいい。違うかい?」

[メイン] 夢野 秘密子 : 聞きつつ、ブリジットを一緒に壁の隅に引きずっておく。

[メイン] ブリジット : おわ~~~~!と、引きずられる。

[メイン] 夏目貴志 : 「…ええ、そうですね。その通りです。だから、あなたの推理を聞かせてください。あの会話のお陰で完成したのならこちらにも聞く権利があるはずだ」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「話が分かる子だ。ではひとつずつ話そうか」

[メイン] 中田 義信(なかた よしのぶ) : 「お茶をどうぞ」
ソファーに座るそれぞれの前にお茶を置いていく

[メイン] 夏目貴志 : どうも、そう言い、お茶を一気に流し込む。
…さっきまで色々あったから、喉が乾いてた

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「まず君たちの友人を含めて現在のところ被害者は4人…。名前からすると全員女性かつ若い年齢」
「君たちが言うように、今回の事件にはなんらかの怪異がからんでいるようだ。若い女性が複数必要な怪異がらみとなると、それは生贄の可能性が出てくる」

[メイン] 夏目貴志 : 生贄…確かに、あり得る話だ。というより、あの交番で怪異の関わりがハッキリしたとき。まず初めに脳裏に過ぎったのだから。

[メイン] 夢野 秘密子 : …………。
……いや、もう腹は決めとるんじゃが……ウチももしかしたら危なかったんじゃな……

[メイン] 夏目貴志 : 「でも、それは怪しいと思います。幽霊、つまり怪異の感情とリンクしましたが、彼は彼なりの正義で人を拐っているみたいでした。
もっとも、生贄を捧げる行為を正義と盲信している可能性もないことはないですが…」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「それはそうだね。しかし、正義は人によって異なるんだ」
「他者に害を与える行為を正義と盲信している連中もいないとは言えない」

[メイン] 夏目貴志 : 「…ええ、その通りです。話を遮ってすみません、それで、結局どうすれば皆帰ってこれるんです?」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「ははは。せっかちだね。もう少し僕の推理ショーに付き合ってくれよ」

[メイン] ブリジット : うんうんうんうんっ!!と、後ろで頷いてる。
それが一番の本題であった。美咲さんの無事、それが自分達がこうして
この事件に関わっている、大きな目的なのだから。

[メイン] ブリジット : 「むむっ!随分と溜めますね!」
後ろで秘密子の頭の上に顎を乗せ、がっくんがっくんして遊びながら。

[メイン] 夏目貴志 : 「付き合いたいのは山々ですが、先程そちらも言ったようにこちらも友達の命が掛かってるんです。急ぎたい気持ちも探偵なら推理できるでしょう?」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「(やめんか!)」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「…だからさ」

[メイン] ブリジット : 飴玉を秘密子の口元に運ぶ。

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : コホンと咳払いをして
「話を戻すよ。次に日付にも注目してみよう。1つ目の事件は11/6でその日の通勤中に失踪。2つ目は11/9でその日の仕事中に失踪。3つ目は発覚が11/13になっているが、おそらくは11/12に失踪していると推測できる。4つ目。君たちの友人だが11/15に失踪しているはずだ」

[メイン] ブリジット : 「……規則性!」
ばしっ!と手を挙げながら。

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「その通り!見事に3日おきに発生している。そして今日は11/18…。5つ
目の事件がすでに発生してしまった可能性がある」

[メイン] ブリジット : 「ん?あれ……今日って何日でしたっけ、秘密子ちゃん」
的中して、少しだけ嬉しそうに、にへへと笑いながらも、ハッとして。

[メイン] 夏目貴志 : 「…なるほど、発生してしまった可能性はある。だけど、まだ発生してない可能性もあるんじゃないですか?」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「むぐ……今そっちの探偵が言ったところじゃろ、その18日じゃ」

[メイン] ブリジット : 「聞き間違いであってほしかったです~~!」
ほっぺをむにむに。

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「僕もその方が嬉しいんだけど、残念ながら明日は11月19日だ」
夏目にうなずきながら

[メイン] ブリジット : 「夏目くんの可能性があったとしても……
 タイムリミットは、今日の、あともうちょっとまで!?」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「いや、タイムリミットは明日だよ」

[メイン] 夏目貴志 : 「…19日、なにかあるんですか?規則性に従えば、次の21日まで待てばいいのでは?」

[メイン] ブリジット : 「なんとっ!?」

[メイン] 夢野 秘密子 : んぁぁ……ウチは癒しグッズか!
「……どういう意味じゃ?」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「明日は満月かつ月食が発生する日。この条件はなんらかの術式、儀式を行うにはおそらく絶好の条件になるはずだ」
「そして、僕の推測が正しければ、この段階で生贄は5人揃っていることになる。5という数字は古の陰陽師の時代から陰陽五行説に符合する。五芒星、あるいは晴明桔梗紋とも言うが、これに関連した怪異かもしれない」

[メイン] 夏目貴志 : 「月食…ですか」

[メイン] ブリジット : 「なるほど」
むにむにむにむにむに。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「わひゃっへひいひぇおるのひゃ!?」

[メイン] ブリジット : 「………(^^)」
にこりと、笑うだけだった。

[メイン] 夏目貴志 : 正直、あまりにも推測が多すぎる。
荒唐無稽にも程がある理屈だ。しかし…

[メイン] ブリジット : 外国人のブリジットにとっては、聞き馴染みのない単語なのだ。

[メイン] ブリジット : 「でも、未来予知できる探偵さんなら、きっと正しいんです!」

[メイン] 夏目貴志 : 「確かに、月食は多くの儀式にとっては理想の環境とされます。…おれも多少は、そういったものに巻き込まれてきたので、理解はできます」

[メイン] 夢野 秘密子 : こほん。
「……内容はさておき、お主はこう言いたいんじゃな」
「連れ去られてしまったところまでは仕方がない……が、その生贄をもとに儀式を行うまで……あるいは、儀式を行っている時がチャンスになると」

[メイン] 夏目貴志 : 「…なので、この際あなたを信じることにします。合ってるかどうかは関係なく、ここにいるおれよりは怪異への知識があるようなので」

[メイン] ブリジット : 「な・る・ほ・どォ~~~~!!」
秘密子の解釈に、納得したような声を漏らす。

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「そうだね。今向かって仮に入れたとしても、君たちが無事では済まない可能性が高い」

[メイン] ブリジット : 「さっすが秘密子ちゃんです!
 ウチもようやく理解をしましたよ!探偵さんの言いたいこと!」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「僕はそんなに詳しくはないよ。君の話を盗み聞きしてすべての糸がつながっただけだからね」

[メイン] ブリジット : はい飴ちゃんです!と、飴のサービスを。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……。そ、そうじゃろう……むぐっ」

[メイン] ブリジット : 「あ、ではでは探偵さん!その儀式に忍びこむ!とのことですけど!」

[メイン] 夏目貴志 : 「詳しいかどうかもこの際置いておくことにしました。その言い分だと、どうすればみんなが帰ってこれるかも検討がついてるってことなんでしょう?」

[メイン] ブリジット : 手をしゅばっと挙げながら。

[メイン] ブリジット : そして、夏目の言葉に続くように、こくこくこく!と頷く。

[メイン] ブリジット : その儀式に向かうことは、まず大前提とする。
しかし、未知の場所へと足を運ぶには、相応の準備が必要だ。
それは、ブリジットがこれまで多くの場所へ旅してきた経験則からも編み出されたもので。

[メイン] 夏目貴志 : …この人、ここまで落ち着きのない人だったか?ある意味、これも隠してた秘密なのかもしれないな、なんて後ろで騒がしく動いている人へと思う。

[メイン] ブリジット : 「それに!夏目くんはこういうのに詳しいんですけども
 ウチ達の持ってるような武器じゃ、オバケさんには
 通用しないかも!?っていう可能性も、あるんです!」

[メイン] ブリジット : 「何か準備できるものとか、ありませんか!」

[メイン] 夢野 秘密子 : ……心配せずとも、夏目にも今度ウチの代わりをやらせてやるわ。

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「君は聡いね」
夏目の発言に笑顔を見せて

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「あー大丈夫。怪異は黒幕で、儀式を行ってるのは人間だよ」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「だから上手いこと乗り込んで儀式を破壊すれば逃げられると思うよ」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「悪魔崇拝みたいなものか…」

[メイン] ブリジット : 「ほーほーほー……どんどん見えてきましたね!」
今度は秘密子のほっぺを摘まんで、引っ張って遊んでみる。

[メイン] ブリジット : 「生贄として自分のコインを隠して向かって
 そして……ショータイムの時に、その人達が集まったところを
 えいえい!……すればいいんですね!」

[メイン] 夏目貴志 : 「乗り込んで破壊ですか。まさか、おれたち4人だけでやれなんて無茶は言いませんよね」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「まぁその辺は好きしてくれて構わないけど、破壊するとなれば、それなりの道具がいるかな」

[メイン] 夢野 秘密子 : んあああ……手が空いてるからといってウチで遊ぶでない……!?!?
もしやこやつ、常にヨーヨーを携えておるのはそういう理由じゃったのか……!?

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「僕?まさか僕は行かないよ?探偵といっても現場に足を運ばない安楽椅子探偵を標榜しているからね」

[メイン] ブリジット : 「ふっふっふ、夏目くん、大丈夫ですよ!」

[メイン] パワプロ : 「ええ…」

[メイン] ブリジット : 「4人"だけ"、とも捉えることはできますけど
 ─────4人"も"いる!とも捉えられますから!」
にこっ、と笑って。

[メイン] 夏目貴志 : 「大丈夫だと安心させたいならもう少し大人らしく落ち着いてください。1番年上なのに1番はしゃいでてどうするんです。」

[メイン] ブリジット : 「うぐぅっ……こういう場所でぴしっ!とするの
 なんだかソワソワして落ち着かないんですぅ~……」
しょんぼりとして、縮こまってしまう。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「…………まあ、こやつの場合…落ち着いとる方がむしろ心配かもしれんがな」
縮こまったブリジットの頭を撫でてみる。

[メイン] 夏目貴志 : はぁ…なんか、さっきの会話でだいぶ気を揉んでたのがバカバカしく思えてきたな、でもまあ、そういう明るいところに救われたみたいなとこはあるし…まあ、そういうものなのなんだろうな

[メイン] ブリジット : わふぅ~ん、と子犬のような声を漏らして、頭を委ねてる。気持ちよさそうな顔をしながら。

[メイン] 夏目貴志 : 「じゃあ、せめて安楽椅子探偵らしく儀式を止める必勝の策かなにかは教えてくださいよ、それくらいはしてくれないと納得しませんよ」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「それなら、そう僕に依頼してみてくれ」
ニコリと微笑んで

[メイン] 夏目貴志 : 「…高校生にタカるつもりですか。大した根性ですね」

[メイン] ブリジット : うへ~、なんて顔をしながら、一同を改めて見渡して。

[メイン] ブリジット : ………ん?

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : 「…待った!」
遮るように2人の会話に割って入る

[メイン] ブリジット : いちばん、としうえ?……誰が?……ウチ?

[メイン] 夢野 秘密子 : 「そうじゃそうじゃ! そっちから呼んでおいてこれじゃキャッチセールス……」
「……うん?」

[メイン] ブリジット : サァァ……と顔が青くなっていたところに、柴田の声が聞こえ。

[メイン] ブリジット : 「!」

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : 「依頼は、俺にさせてもらえないでしょうか?」
「見たところ、君たちはまだ学生だ。それに、美咲を助けるために協力したいと言ったけど、俺はまだ何もできていません。だから…」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……お主……」

[メイン] ブリジット : 「……柴田さん」

[メイン] ブリジット : ……この件は、美咲さんの命がかかっているんだ。
だから、柴田さんは、もう身銭を切ることに、躊躇なんていらない。
助けられる方法があるなら、なんでもする!……そんな覚悟が、見えて。

[メイン] 夏目貴志 : 「…そうですか、ではお願いします。」
この人のことはよく知らないが、この人もなにか大切なものを取り戻したいんだろう。
なら、まあ、こういう言い方は悪いとはわかっているけど。お金に困っている子供として利用しない手はない。

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「よし!では依頼を受けよう!」
そう言うと、中田にあれを持って来てと顎で合図する

[メイン] ブリジット : 「…………………」
むず痒そうに、柴田の顔を見ながら、それでも口はまだ開けず。

[メイン] ブリジット : ブリジットは、全国各地を旅して、大道芸で日銭を稼ぐ日々を送っていた。
だからこそ、貯蓄などという概念も存在せず。
財産は全て、財布の中に入っているものだけという、ギリギリな生活を送っていた。

[メイン] 中田 義信(なかた よしのぶ) : 紫の布に包まれた何かが入った筆箱ほどの大きさの箱を4人の前に置く

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「この箱には術式を破壊するためのものが入っている。必要になったら使ってくれ。一応、箱を紐で結んでおくが中身を見ようと思わない方がいい」

[メイン] ブリジット : ……これだと、ウチが、ウチの生活がかかってるから
だから、美咲さんを助けるのを、戸惑っているみたいに。
ウチは、自分の都合のために……伸ばした手を、ひっこめちゃうような
………そんな人間、だったのかな。

[メイン] ブリジット : 「……ありがとうございます」
有坂にお礼を告げ、ぺこりと頭を下げつつ。

[メイン] 夏目貴志 : 「……ありがとうございます」
なるほど、確かに嫌な気を感じる。なんというか、常世離れした、つまり幽世のような…そんな、よくわからない感じだ

[メイン] 夏目貴志 : 「お礼ついでにもう1つ、この道具の具体的な使い方については?」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「ウチからも感謝じゃな。……柴田にもな、恩に着る」
ぺこり、と帽子をとって頭を下げる

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「儀式の祭壇の上に置くなり投げつけるなりすればあとは勝手にやってくれるよ」

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : いいんです。と、気を遣ってくれる面々にぺこりと頭を下げて

[メイン] 夢野 秘密子 : 「そんなぞんざいでいいのか!?」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「それくらい雑な方が危険も少ないと思うけど?」
「言わなくてもわかってると思うけど、君たちの目的はあくまでも術式の破壊と被害者の救出だ。そのことを忘れてはいけないよ」

[メイン] 夏目貴志 : 「そういうものなんだろう。怪異と呼ばれるもの、それに纏わるものには常識に囚われた考え方をしてはいけない…おれが今まで生きてきた中で、それが1番大事だと思ってる」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……すなわち、怪異に対して深追いするな……ということじゃな。」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「その通り。わかっているみたいだね」

[メイン] 夢野 秘密子 : そういうものかのう……と、夏目に曖昧に頷く。

[メイン] ブリジット : 常識に囚われない。それは怪異とより多く触れあってきた
夏目だからこそ言える言葉なのだろう。
その道のことは、その道を進む者にしか分からない。

[メイン] ブリジット : 「……シンチョーに行動しなくちゃ、だね……!」

[メイン] ブリジット : 今はただ、それを受け入れるしかない。
勇気と蛮勇は、似て非なる存在なのだから。
それを概念として、ブリジットは理解していた。
……尤も、知っているだけで、実行に移せるかは別であるが。

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「おっと、大切なことを伝え忘れるところだった」
「おそらくは明日の午後6時ごろに何らかの儀式をやろうとしているはずだ。逢魔時、午後4時ごろにあの交差点に行けば忍び込めるはずだよ」

[メイン] 夏目貴志 : 「わかりました、あなたのことを信用して儀式を壊しに行きます。もしこれのせいで失敗したら化けて出ますから覚悟はしておいてくださいね」
有坂へと向けて、筆の箱を指差しながら

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「ははは。肝に銘じておくよ」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「明日は中田くんを貸し出すから、何かあったら彼に伝えてくれれば僕の方で知恵を貸すよ」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「僕からは以上だ」
くるりと椅子を回転させて

[メイン] ブリジット : 夏目と有坂の会話に、ふふ、と微笑んで笑う。
知らない世界に踏み出す中、こうして経験を積んできている者がいる
というのは、これほどにまで頼もしいのだというのを感じている様子で。

[メイン] ブリジット : 「………う、うぅーん」
財布を開け、眉をへし曲げながら。
そして、柴田さんの方を向いて。

[メイン] ブリジット : 「……一応、ウチも大人なので、それに美咲さんの無事を
 信じたいって言葉は、言葉だけで留めたくはないので」

[メイン] ブリジット : そう言い、見積依頼料の半額を、柴田へと
他の者達が見れないような位置で、手渡し。

[メイン] ブリジット : にこりと、笑った。

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : 「…受け取れませんよ」
小声でそう伝えて

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : 「明日、無事みんなで帰ってきたら、その時に、美味しいものでも食べましょう」

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : 「だから今は、取っておいて下さい」

[メイン] ブリジット : 「………柴田さん」

[メイン] ブリジット : 自分の境遇を話していないのに、それでも察してくれたのか。
その心配りに感銘を受けながらも
自分にできることは、まだ他にもある、柴田にそう励まされたのだと受け取り。

[メイン] ブリジット : 「……うん!ウチ、そうしますね! ……ありがとうございます!」

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : 「いえいえ、こちらこそ」

[メイン] ブリジット : ぺこりと、再度柴田へと頭を下げた後。

[メイン] ブリジット : 「……さぁ!夏目くん!秘密子ちゃん!パワプロくん!」
踵を返して、3人の方を向きながら、はにかんで。

[メイン] ブリジット : 「宇宙にでも、どこにでも!もうとことん
 行けるところまで、行っちゃいましょう!
 えい、えい、お~~~~~!」
拳を掲げる。

[メイン] 夏目貴志 : 「…宇宙には行けませんよ、異界っぽいとこにはいきますけど」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「仕方ないのう…こうなった以上、魔界の果てまで付き合うとするかの」
肩のあたりまで拳を上げて。

[メイン] 夏目貴志 : まあ、なんというか、1人だったらもっと肩肘張ってたけど、この人たちのお陰で今もこうして気楽に構えることができてて。
それは多分、喜ばしいことなんだろう。

[メイン] パワプロ : 「お、おー!」
ピョンとジャンプして拳を挙げる

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : 拳を上げるそれぞれの顔を見てうなずき、自分も…と軽く拳を上げる

[メイン] ブリジット : 5人の拳が掲げられ、窓から差し込まれる薄い光に当てられる。
─────全ては、自分達の友達を助けるため。
たとえ相手がオバケでも、神でも、この足が止まることは……。

[メイン] ブリジット : ありません!

[メイン] ブリジット :  

[メイン] ブリジット :  

[メイン] ブリジット :  

[メイン] ブリジット : 太陽は沈み、また昇る。
決起の刻は、近づいてきている。

[メイン] ブリジット : 時刻は3時55分頃。門が開かれる数分前。

[メイン] ブリジット : 「ドキドキと高揚感が湧いてきますね!」
そう語るのは、ふんわりとした見た目ながら
頭に鉢巻を撒いて、そして何故か藁人形を横に二つずつ添えた格好のブリジット。

[メイン] ブリジット : 本人なりの、悪霊対策なのだろう。効果は不明。

[メイン] 夏目貴志 : その姿を見て、溜息をつく。
いや、真面目に考えた結果なのだろうが、そういうものではないというか…

[メイン] 夢野 秘密子 : 「お主はいつも高揚しとるじゃろ……ウチはなんだかお腹が痛くなってきたぞ……」

[メイン] パワプロ : 「入ってきていきなり襲われたりしないだろうな…」
バットを正面に構えている

[メイン] 夏目貴志 : 「ブリジットさん、それは呪う側の格好であって今回おれ達は払いに来た側です」

[メイン] ブリジット : 「大丈夫ですか?お腹、さすってあげましょうか!」
にこにことしながら、秘密子の横に立ち。

[メイン] ブリジット : 「………なんとっ!?」
ビックリしたような顔になって。

[メイン] ブリジット : 「……人を呪わば穴二つ……というわけですね?」←?
状況に全然合ってないが、本人にとってはそれっぽいことを言ってみた。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「!? ……か、構わん! その手はさする仕草の手に見えん!」

[メイン] 夏目貴志 : 「…そうですね、呪う人たちの計画を滅茶苦茶にするんだからそのことわざも間違ってないのかもしれません」

[メイン] ブリジット : 「おぉぉ……!さすがは隊長です!」

[メイン] 夏目貴志 : この人は、こういう人だ。本人なりに真剣なのだから、こちらも精一杯のフォローくらいはしてあげよう

[メイン] 夢野 秘密子 : 「お主もさらっとすごいこと言うのぅ夏目…」

[メイン] ブリジット : 「パワプロくんも気合十分っ!ですね!」
ブリジットもヨーヨーを取り出す。
市販で売っているそれよりも大きなそれは、武具としての耐久度もそれなりにある。

[メイン] パワプロ : 「あ、あんまり振り回す様な事はしたくないですけど…」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「真面目じゃの、あくまでバットは野球のための道具というところじゃろうか」

[メイン] 夏目貴志 : そんな中、腕の時計を見て、今の時刻を把握する。
59分…そろそろ、門が開く頃合いだ

[メイン] 夏目貴志 : 「時間だ、ここから先はおれも未知の世界です。気を付けて、油断を決してしないようにしてください」

[メイン] ブリジット : 真剣味に満ちた夏目の言葉に、強く頷いて応える。

[メイン] パワプロ : 「……よし!」

[メイン] ブリジット : 「はいっ!でも、肩の力も抜いて、ですね!」
にこっ!と笑い、門形成のためにビル壁へと見やる夏目の肩に
そっと手を乗せて、エールを送るようにする

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……承知した」
魔法帽のつばをぐ……と握り。

[メイン] 夏目貴志 : 肩に手を置かれ、少し驚いて体を跳ねさせつつも。
その温かい気持ちは、体の無駄な力を抜かせてくれるには十分で

[メイン] 夏目貴志 : 「…ええ、今回は1人じゃない。頼りにしてます」

[メイン] 夏目貴志 : 午後4時、ちょうどのタイミングで、昨日見た門の位置へと腕を伸ばし、触れる。

[メイン] DL : 全員
共鳴判定(強度 6/上昇 2)∞共鳴感情 :[正義(理想)]

[メイン] 夏目貴志 : (2+1)DM<=6 共鳴判定(ルーツ属性一致) (3DM<=6) > [10, 8, 2] > 0 > 成功数0 失敗

[メイン] パワプロ : えーと

[メイン] 夢野 秘密子 : 1DM<=6 〈∞共鳴〉 (1DM<=6) > [10] > -1 > 成功数-1 ファンブル

[メイン] DL : パワプロくんはルーツ一致かな

[メイン] パワプロ :

[メイン] DL : =のあとに難易度の6を入れてくれ

[メイン] ブリジット : (1+1)DM<=6 共鳴判定(ルーツ属性一致) (2DM<=6) > [7, 9] > 0 > 成功数0 失敗

[メイン] パワプロ : (1+1)DM<=6 共鳴判定(ルーツ属性一致) (2DM<=6) > [3, 8] > 1 > 成功数1 成功

[メイン] DL : 夏目は“門”が再び開いているのを確認できる

[雑談] system : [ パワプロ ] 共鳴 : 1 → 2

[メイン] DL : その瞬間、パワプロは意識が喪失し、ふらふらと門に引き寄せられて中に入ってしまう。

[雑談] system : [ パワプロ ] 共鳴 : 2 → 3

[メイン] ブリジット : 「!? パ、パワプロくん!?」

[メイン] 夏目貴志 : 「まずい!きっと共鳴してしまったんです!早く追わないと!」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……!? ど……どうしたお主!?」

[メイン] パワプロ : 「…………」
バットをカラン、と落とすと周りの声を意に介さず前に進んでいく

[メイン] 中田 義信(なかた よしのぶ) : 「…これはまずいですね」

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : 「…!追いかけましょう!」

[メイン] ブリジット : 「そ、そうですね!待ってくださいパワプロくんーー!!」

[メイン] 夏目貴志 : 中に入ってしまったパワプロを急いで追いかけ、我先にと門へと駆け出す。

[メイン] ブリジット : 異変を感じる。先程まで慎重に進むことに同意していた彼が
急に、ぞわりとした感触の後。まるで操られているかのように、進んでいってしまった。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……夏目!」
「……あくまで冷静にじゃ、要のお主がしくじるわけにはいかん!」

[メイン] ブリジット : こ、これが……美咲さんを神隠しした現象……!

[メイン] ブリジット : 「!! な、夏目くん! ……秘密子ちゃん!追いましょう!」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……! ああ、わかっておる……!」
すぅ、はぁ……と呼吸を落ち着けて、自身も門の方へ。

[メイン] ブリジット : 立てた計画も、本番になれば思い通りにいかない。
そんなのは、大道芸をこれまでやってきた身で、体として分かっていることであった。
それでも、エマージェンシーは焦るものであり。

[メイン] ブリジット : たったった!と、門の開かれた場所へと走る。

[メイン] 夏目貴志 : 「くっ…!わかった、あくまで冷静に追いかける!ただ引き寄せられただけで、命を落としたわけじゃない!」

[メイン] 夏目貴志 : 秘密子の言葉に我に返り、焦る気持ちを落ち着けて。
大丈夫、門の中に入ったって、すぐに死ぬわけじゃない。
だから、周りを信じて。しっかりとした足取りで、門をくぐる。

[メイン] DL : “門”を潜った先は廃墟であった。複数階ある建物のようで階段の上から鈴の音が定期的に聞こえてくる。
なおもパワプロは何かに誘われるように先へと進んでいく。

[メイン] パワプロ : 「…………」

[メイン] 夏目貴志 : ギリ、と歯を食いしばり、必死に追う。
結局、巻き込んだのはおれだ。だから、彼を助けるのは自分の役目なのだ。

[メイン] ブリジット : 「ま、待って!はぁ!はぁ!………そ、それにしても……」

[メイン] ブリジット : 辺りを見渡しながら。

[メイン] ブリジット : 「……こんな場所に、繋がるだなんて……」

[メイン] DL : 辺りを見回したブリジットは、それが学校の廃墟であることに気づくことができる。

[メイン] ブリジット : 廃墟。滅びを象徴する場所。
朽ちた瓦礫は、生の果てを囁いているようで。

[メイン] 夏目貴志 : 「気を付けてください!ここはもう怪異の空間!あっちの常識は通用しない!」

[メイン] ブリジット : 「………あれは……黒板……?割れてる……」
ぽつりと、そう呟きながら。

[メイン] ブリジット : 「! ……は、はいっ!秘密子ちゃんもウチから離れないように!」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「…………。」
気持ちはわかるが、夏目……あやつ、まだ焦っておるな……
……昨日の今日で、まだ整理がついてないのもあるじゃろうが……

[メイン] 夢野 秘密子 : 「わ、わかった!」
夏目とブリジットに頷きを返す。

[メイン] 中田 義信(なかた よしのぶ) : パワプロの方を見ながら
「…まずは彼を止めた方が良さそうですね」
「訴えかけるか、それでもダメなら無理矢理にでも…」

[メイン] DL : 他人からの<心理>あるいは<*格闘>などの物理攻撃の判定で成功した場合に意識を取り戻すことができる。

[メイン] 夏目貴志 : 霊感で代用して説得、不可能ならそのまま霊感パンチで殴るよ

[メイン] DL : 説得いいよ

[メイン] 夏目貴志 : 3DM<=9 〈★霊感〉 (3DM<=9) > [8, 1, 7] > 4 > 成功数4 ミラクル

[メイン] 夏目貴志 : 何とか追いつき、その肩を掴む。
息も絶え絶えになりながら、何とか言葉を絞り出す。

[メイン] 夏目貴志 : 「ぜぇ…ゲホッ、おいパワプロ!さっきまでお前が一番気合入ってたじゃないか!目を覚ませ!怪異の心に惑わされるな…!」

[メイン] 夏目貴志 : 今までの経験で知っている。怪異は、人の心の隙間に入り蝕む。
それを断ち切るには、同じく事情を知っているものの説得が一番効果的なのだと

[メイン] パワプロ : 「…………ほがっ!?あっ!?ここどこだ!?」
意識が戻る。

[メイン] 夏目貴志 : 「よかった、意識が戻った…」
その顔を見て安堵して、その場にしゃがみ込む。
つ、疲れた…野球やってるだけあって、この廃墟の荒れた道もすいすい進んでくから追いつくだけで一苦労だった

[メイン] ブリジット : 「おぉぉ……!……あれが、夏目くんの力なんですね……」
後ろの方で、夏目とパワプロの二人を見ながら、そう呟く。
門を開くだけでも驚きであったが、パワプロに憑依した何かを取り除く
"言葉"の力に、感銘を受けるブリジット。

[メイン] パワプロ : 「……急に飛び込んでったって訳じゃないみたいだな…入ってた時の事覚えてないし…と、とにかくごめんよ」
背中を擦る

[メイン] 夏目貴志 : 背中を摩られ、一息ついてようやく落ち着く。
…鈴の音は、相変わらず上から聞こえてくる

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……じゃの。場慣れしておるだけある……とかく、助けられたの」
嘆息する。もちろん……あやつの秘められた力だけじゃあなく、あやつのパワプロを思う気持ちもいいように作用したのかもしれんが……

[メイン] 夏目貴志 : 「無事だったし、いいんだ。それより、儀式は多分一番上の階で行われてる。急ごう、午後6時までに終わらせないと」

[メイン] ブリジット : 「……ふふ、それなら今度は、ウチ達が助ける番、ですね!」
にこっ、と秘密子に笑いかけながら、夏目の方へと向かっていき。

[メイン] ブリジット : 「わかりました隊長ー!ではそこまでの道を……うーんむむむ!」
鈴の聞こえる方へと見やりながら。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「当然じゃ! ウチら、そのために来たん……待たんか、早い早い…!」
胸を張ったかと思えば、慌てた様子でブリジットについていく。

[メイン] ブリジット : DLさん!直感で、人の気配が無いか探れますか!

[メイン] DL : 振ってくれ

[メイン] ブリジット : 2DM<=7 〈直感〉 (2DM<=7) > [8, 3] > 1 > 成功数1 成功

[メイン] DL : ブリジットは鈴の音の先…屋上に複数人の気配を感じる。

[メイン] ブリジット : 「………屋上までは誰もいなさそうなので、そこは走っても大丈夫そうです!」

[メイン] ブリジット : 「逆に屋上には……たくさんの人がいますね……!」
冷や汗を浮かべながら、上を見上げ。

[メイン] 夏目貴志 : 「…でも、人で良かった。人なら、みんなで対処できる」

[メイン] パワプロ : 「よ、よーし…ってあれバットが無い」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……ぜぇ、ぜぇ……」
「……じゃの、あの探偵の言った通り即退散が吉のようじゃ」

[メイン] ブリジット : こくりと、夏目の言葉に同意するように頷く。
怪異であれば、常識が通じないのはこの時点で分かることだった。
しかし人相手ならば、ある程度の知恵は、通じることだろう。

[メイン] ブリジット : 「あっ……… ……それでしたら、パワプロくん」

[メイン] ブリジット : 「野球、お得意でしたよね?では……夏目くん、あの箱!」

[メイン] 夏目貴志 : 「あ、ああ。確かにおれは体じゃあんまり役には立てないし、パワプロが2つ持ってるほうがいいかもしれない」

[メイン] 夏目貴志 : 持っていたバッグの中から箱を取り出し、パワプロに預ける。
それに、持ってないならないで最初から割り切って動ける

[メイン] パワプロ : 「ああ、投げればよかったんですよね…よーし、これで汚名挽回してやる!」
両腕をぐるぐる回す

[メイン] ブリジット : 「おおーー!頑張ってくださいパワプロくん!」
パチパチ、と拍手をしながら。

[メイン] ブリジット : 「……ウチ達のやることは、もう……分かりますよね?」
秘密子の方を見て、にやりと笑いながら。以心伝心を図る。

[メイン] 夢野 秘密子 : (……汚名は返上するものじゃぞ、パワプロよ)

[メイン] ブリジット : ヨーヨーを片手に見せながら。片足の先を、トントン、と地面に軽く叩かせ。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「んぁ……まったく、しょうがないのぅ……」
「……まあ、今回は事前準備もバッチリじゃ、あやつらに100%を見せてやろうかの……ブリジットよ」

[メイン] 中田 義信(なかた よしのぶ) : 「…気を引き締めないといけませんね」
カチャリと、いつの間にか刀を手に携えて

[メイン] ブリジット : こくりっ!と強く頷く。

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : 「…!」
それぞれの様子を見ながらゴクリと息を呑んで

[メイン] 夢野 秘密子 : …………。
ブリジットのいつもの調子にあてられておると、こんな状況なのにこっちまで気持ちに余裕が生まれてくるのぅ……

[メイン] 夏目貴志 : 「行きましょう、早く儀式を止めないと…きっと、捕まった人たちも美咲さんも、不安がってる」

[メイン] 夏目貴志 : 意を決して、階段を上る。
相手は、人間だ。怪異じゃなくてホッとする気持ちもある…が、正直怪異より、話の通じない人の方が恐ろしい。

[メイン] DL :  

[メイン] DL :  

[メイン] DL : 階段を上に登ると屋上となっていた。

[メイン] DL : そこには、地面に五芒星が描かれており、その末端にそれぞれ五人の巫女装束の人物が立っており、鈴を鳴らしていた。顔は布で隠されている。

[メイン] DL : 顔は見えないが、その背格好からして、巫女装束のひとりはあなたたちの友人である小林美咲だとわかるだろう。

[メイン] DL : 空では明るかった満月が徐々に暗くなり始めており、月食が始まろうとしている。
月の色はだんだんと赤くなり始め、不吉な予感を感じさせる雰囲気となっていた。

[メイン] DL : 巫女装束の人物以外に白衣、袴の装束をした人物が4人いることが分かる。4人のうち一人だけ後方で待機しており、おそらくリーダーに見える。

[メイン] 夏目貴志 : 息を潜め、行われている儀式の場を観察する。
おそらく、あの白衣の4人が神隠しの犯人だろう。

[メイン] ブリジット : 武装……してますね。こうなると……やっぱり、うんっ!
……夏目くん達が危険だから……頑張らなくちゃ、だね。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……凄まじい禍々しさじゃの。ウチの魔法とはまた別物じゃが……真に迫る感じも受ける」
隠れてそれを観察しながら、小さく漏らす。

[メイン] パワプロ : 「と、とにかく早く止めないと」

[メイン] ブリジット : 「……大丈夫です、一人じゃないから、落ち着いてくださいね」

[メイン] ブリジット : にこりと、微笑み、優しい声色で全員に語りかけながら。

[メイン] 夏目貴志 : 今まで危険な怪異とも何度も遭遇してきたが、やっぱり、人はそれとはまた違う。
正直…恐ろしい

[メイン] 夏目貴志 : 「…はい、わかってます。それで、どうします?儀式を止めてみんなを助けるには、多分あの人たちをどうにかしないといけません」

[メイン] ブリジット : 「……夏目くんは不思議な力を持っています、なので」
長く、細い指をある人物へと向ける。それは、教主だ。

[メイン] ブリジット : 武装状態ではないものの、何か禍々しい雰囲気を放っている。

[メイン] 中田 義信(なかた よしのぶ) : 「武器を持っている人が3人いますね…1人は私が引き受けましょう」

[メイン] ブリジット : 「あの方を…… ……そして、弓、槍、刀を持つあの3人は
 ……ええ、中田さん、お願いします」
こくりと頷いて。

[メイン] ブリジット : 「その内の一人も、ウチならなんとか……ですね」

[メイン] ブリジット : ヨーヨーを見せながら。

[メイン] 夏目貴志 : 「…わかりました、出来るだけやってみます。でもそっちも、無理だけはしないでください」

[メイン] ブリジット : 「ふふ、ありがとうございます」
にこりと、微笑んで。

[メイン] ブリジット : 「……秘密子ちゃん、ここが"マジックショー"会場ですよ?
 いつもとは違って、観客もいなければ
 娯楽でもない……戦場にはなりますが」

[メイン] ブリジット : 秘密子の背中に、そっと手を添えて。

[メイン] ブリジット : 「……秘密子ちゃんにしか、できないことです」

[メイン] パワプロ : 「俺はとにかく箱をあそこに投げるなりすればいいんだな…よーし」
再び肩を数回回すと頬を叩く

[メイン] 夢野 秘密子 : 「…………。」
その温かみを背中で感じながら、こくん……と頷く。……じゃが。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……"魔法"会場じゃ、ブリジット。……お主も」

[メイン] 夢野 秘密子 : とすん、と背中に手を添え返す。
「……お主にしかできんこと、頼りにしておるぞ」

[メイン] ブリジット : 「……!」
背中に伝わった、温かで、柔らかな感触に目を少し開いて。

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : じーっと、小林美咲と思われる巫女装束のひとりを見つめている

[メイン] ブリジット : 「……ふふふ、ええ、もちろんですとも……!」

[メイン] 教主 : ブリジットがそうつぶやいたあと、教主と思わしき人物が乱入者たちの方を見据える

[メイン] 教主 : 「……呼ばれていないものが来ているようですね」

[メイン] DL : その言葉に、周りに控える白装束たちがあなたたちを取り囲もうと動き出す

[メイン] 夏目貴志 : 「バレた…!みんな、気を付けて!」

[メイン] ブリジット : 「ですが─────ふっふっふ!足並みが乱れてます!」

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : 夏目の言葉にこくりと頷く

[メイン] ブリジット : 「パワプロくん!」

[メイン] パワプロ : 「よし!うおおおおお!!」

[メイン] 中田 義信(なかた よしのぶ) : ふぅと細く息を吐き、刀を構えて

[メイン] パワプロ : 3DM<=9 〈根性〉 (3DM<=9) > [5, 1, 8] > 4 > 成功数4 ミラクル

[メイン] DL : パワプロが投げた箱が、儀式の術式と思われる箇所に見事に命中する

[メイン] パワプロ : 「…上手くいったみたいだ。外野…いや、投手も視野に入れてみるかな…ハハ」

[メイン] ブリジット : 「お、おぉぉ……!?速くて、それに精確!
 さすがですパワプロくん!」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……! ようやった、パワプロ! 行ったか……!?」

[メイン] 夏目貴志 : 「あのボンクラ探偵の言うことが正しいなら多分これで儀式は失敗する!後はみんなをここから連れ出すだけだ!」

[メイン] 教主 : 「…!?なっ…!?」
「神の声が遠くなっていく、貴様、何をした!?」

[メイン] ブリジット : 「……そう簡単には、返してくれなさそうですね!」

[メイン] ブリジット : ヨーヨーを構えると─────。

[メイン] ブリジット : 「そぉれ!」
びゅいんっ、と風を切る音と共に放たれる、赤い球。

[メイン] パワプロ : 「………なんか投げたらお前らを阻止できるらしい!」

[メイン] ブリジット : 廃墟の中に差し込まれる光によって、ワイヤーがうっすらと光りながら。

[メイン] 教主 : 「阻止だと!?ふざけるな!もう一歩のところで…!」

[メイン] ブリジット : 自分達を取り囲む信者達の内の一人
槍を持った者のそれに、巻きつくような形となる。

[メイン] 教主 : 破壊の共鳴: 共鳴者は 共鳴判定(強度 5/上昇 1)∞共鳴感情 :[破壊 (欲望)] を行う。

[メイン] ブリジット : 1DM<=5 〈∞共鳴〉 (1DM<=5) > [3] > 1 > 成功数1 成功

[メイン] system : [ ブリジット ] 共鳴 : 1 → 2

[メイン] 夏目貴志 : (2+1)DM<=5 共鳴判定(ルーツ属性一致) (3DM<=5) > [9, 5, 8] > 1 > 成功数1 成功

[メイン] ブリジット : ─────訪れる、非日常とも言える戦い。
教主達が内に秘める感情が、ブリジットの奥側にも作用する。

[メイン] system : [ 夏目貴志 ] 共鳴 : 2 → 3

[メイン] 夢野 秘密子 :

[メイン] 夢野 秘密子 : (1+1)DM<=5 共鳴判定(ルーツ属性一致) (2DM<=5) > [4, 9] > 1 > 成功数1 成功

[メイン] ブリジット : うくぅ……!!……この気持ちは……破壊……!
全部、無かったことにしたいっていう、強い気持ち……!?

[メイン] system : [ 夢野 秘密子 ] 共鳴 : 1 → 2

[メイン] ブリジット : 冷や汗を浮かべながらも、飄々とした自分であろうと、笑みを作る。

[メイン] パワプロ : 1DM<=5 (1DM<=5) > [3] > 1 > 成功数1 成功

[メイン] 夏目貴志 : …あの人たちの心と、共鳴する。
彼らの欲望、それは、既存の物を壊したい、無くしたい。そんなものだったのだろう

[メイン] DL : 成功者は教主が現代社会をひどく憎んでおり、それを破壊することを願っていることが分かる。

[メイン] ブリジット : 「─────やなことは、それはいっぱいありますよっ!生きてたら!」

[メイン] system : [ パワプロ ] 共鳴 : 3 → 4

[メイン] 夏目貴志 : …でも、だからと言って理解はしても共感はしない。

[メイン] ブリジット : テクニカルな手捌きで、信者の一人を翻弄するように宙を駆け巡る赤い球。

[メイン] 夢野 秘密子 : ────ッ……
…………。わからんでもない……ウチだって、ウチの魔法……ウチの師匠のこと……認めてくれんことを、何度も社会のせいにしたくなったことはある……

[メイン] 夏目貴志 : 「あなた達の思いはわかりました。でもそれは、為されてはならないことです」

[メイン] パワプロ : 「何があったか知らないけど!そんな事していいわけないだろ!」

[メイン] 夢野 秘密子 : ……じゃが。
「同感じゃ。……社会が破壊されたら、ウチは誰のために魔法を使って、誰かを楽しませればいいんじゃ!」

[メイン] 夏目貴志 : …それに、だ

[メイン] 夏目貴志 : 「あなたが呼ぼうとした神様にも、きっとその神様なりの意志や感情はあるんです。あなたの勝手な思いで、その神様にまで罪を背負わせないでください」

[メイン] ブリジット : どこまで優しい夏目の在り方に、隣でくすりと微笑みながら。

[メイン] 夢野 秘密子 : 夏目に合わせるようにして。
「……それは、"生贄"にされようとする人たちにも……じゃ! ウチらを楽しんでもらって、ウチらに笑顔を分けてくれる……」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「美咲のような人らの意志や感情を……!」
「──お主らの好きにさせるわけにはいかぬ!」

[メイン] ブリジット : そして、秘密子の強い情熱に、共感するように、ブリジットもにこりと笑いながら、頷き。

[メイン] ブリジット : 「……誰かに痛いことをされたからって
 お返しにその人へ痛い思いをさせてもいい理由には、ならないんですよ」

[メイン] ブリジット : 「そぉれっとっ!」

[メイン] ブリジット : そして、ヨーヨーに繋がったワイヤーを引っ張り、信者が持つ槍を奪ってみせ。

[メイン] 信者(槍) : 2DM<=8 〈危機察知〉 (2DM<=8) > [2, 2] > 2 > 成功数2 ダブル

[メイン] 信者(槍) : ブリジットのヨーヨーをとっさに避けようとするも、槍に絡まった糸に引きずられるようにその場に倒れ伏せる

[メイン] ブリジット : 「おっとっと!ごめんなさい!」

[メイン] 教主 : 「ち、力が…力が抜けていく…」
倒れる白装束を見ながら、自らも崩れ落ちる

[メイン] 中田 義信(なかた よしのぶ) : その隙を見逃さず、刀を持った白装束の刀を己の刀で払いのける

[メイン] 夏目貴志 : 「それも報いです。でも、あなたはこの行為を正義とも認識していた
…できれば、何があったのか教えてくれませんか。せめて、あなたの怒りの理由だけは知りたい」

[メイン] 教主 : 「私はただ…この日本を食い潰す老人たちを駆逐して、若者たちに取り返したかった。それだけだ…」

[メイン] 教主 : 「それなのに、貴様ら若者が何故邪魔をするのだ…」

[メイン] 夏目貴志 : 「…何か、あったんですね。きっと、おれが知らない、あなたたちにとっては人を殺めるに値するほどのなにかが」

[メイン] 夏目貴志 : でも、そう前置きして

[メイン] 夏目貴志 : 「だったら、せめて誰かに話してほしかった。あなた達だけで勝手に思い詰めて、勝手に背負い込んで。それじゃあ上手くいくわけがないんです。
だって、おれ達はあなた達がなんでこんなことをするのか、大事な友達を攫ったのか。何一つ知らないんですから」

[メイン] 夏目貴志 : ちょっと恥ずかしそうに、昨日言われたことを思い出しつつ

[メイン] 夏目貴志 : 「ごめんなさい。あなた達の邪魔をしたのは、そこの人たちを無事に連れて帰るためです。どんな目的があっても、それだけは絶対に譲れない」

[メイン] 夏目貴志 : 崩れ落ちた教主に近づいて、しゃがんで。
頭を下げて謝り、顔を上げてハッキリと言い放つ

[メイン] 教主 : 顔を覆った布から見える表情が、夏目の言葉を受けて一瞬だけはっとしたものになるも

[メイン] 教主 : 「目的を達成せずにこの場で倒れてしまうとは…一言主様…お力を貸していただいたのに申しわけ…」
うわごとのようにそうつぶやいて、他の白装束たちと共に光の粒になり消滅していく

[メイン] ブリジット : 「……………。」
目を閉じ、胸のあたりで十字架を切る。

[メイン] パワプロ : 「…………」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「…………。」
「……やはり、簡単には通じ合えぬか……」

[メイン] 夏目貴志 : ────消えた。きっと、彼らはもう人ではなかったのだろう。けど、彼らにも譲れないものがあって、なのに誰にも思われず消えていくのは…
きっと、寂しいから

[メイン] 夏目貴志 : 手を合わせ、合掌する。
せめて彼らの魂が、迷わず逝けることを願って

[メイン] ブリジット : 「……やり方は、間違っていました。でも、そう……
 間違っていたのは、やり方だけ……」

[メイン] ブリジット : 「誰かのために頑張ろうとしていた、その心 ……それだけは
 ウチ達は……肯定してあげないと、ですね」

[メイン] ブリジット : だって、ウチ達の美咲さんを助けるためにここまで来て。
そして、誰かの正義をこうして、踏みにじった形になったのだから。

[メイン] ブリジット : やっぱり、お互い様だ。

[メイン] 夏目貴志 : 暫くの後、目を開けて立ち上がる。
周りの巫女さんたちは…無事のようだ

[メイン] 夢野 秘密子 : 「…………。……そうじゃな」
……こんな状況でも、人のためを思えるとは……敵わんのぅ。

[メイン] 夏目貴志 : 「急いで連れて帰ろう。儀式を行っていた彼らがいなくなってしまったし、この空間がいつまで保つかわからない」

[メイン] DL : 巫女装束の5人は、鈴を鳴らすのをやめ、その場に立ち尽くしている

[メイン] ブリジット : こくりと、夏目に頷いて、

[メイン] ブリジット : 「……柴田さん」
にこりと、微笑んで、背中を押す。

[メイン] ブリジット : 「眠りのお姫様がお目覚めですよ、王子様」

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : うなずき、小林美咲と思われる巫女の前に行き、その顔の布を取り払う

[メイン] 小林 美咲(こばやし みさき) : 「………」
布が取られぼーっと呆けたような顔をしながらも

[メイン] 小林 美咲(こばやし みさき) : 「……あれ?柴田、くん?」

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : 「…!良かった!美咲、無事なんだな!?」

[メイン] 小林 美咲(こばやし みさき) : 「…?無事って何が…」
そこまで言って、柴田の後方にいる友人の姿に気がついて

[メイン] 小林 美咲(こばやし みさき) : 「…あれ?みんなも、どうしたの?」
キョトンとしながら、自分の身に起こっていたことがわからない様子で

[メイン] ブリジット : にこっ!と笑って、美咲さんに遠くから手を振る。

[メイン] ブリジット : 「グンモーニン♪」

[メイン] 夏目貴志 : 「…いえ、おれはちょっと付き合いできただけです」
ちょっと笑いつつ、ごまかす

[メイン] パワプロ : 「よかったよかった…」
腕を組んでうんうんうなずいている

[メイン] 夢野 秘密子 : 「まったく……説明はめんどいからお主に任せるぞ、柴田よ」
ふらふら、と小さく手を振る。

[メイン] 小林 美咲(こばやし みさき) : 「…?????」

[メイン] 柴田 智也(しばた ともや) : 「…とにかく!無事で良かった!帰ろう!」
有無を言わせずに手を引っぱって

[メイン] 小林 美咲(こばやし みさき) : 「えっ…!?ちょっ、説明してよ~~~???」

[メイン] 小林 美咲(こばやし みさき) : 柴田に引っぱられながら2人で先に階段を降りていく

[メイン] 中田 義信(なかた よしのぶ) : その様子を見ながら、取り残された4人の巫女の方に視線を向けて

[メイン] 中田 義信(なかた よしのぶ) : 「恐らく門は開いていると思います。彼女たちは私が警察に届けますので、ひとまずここを出ましょうか」

[メイン] ブリジット : 「ではでは、ご案内~!」

[メイン] パワプロ : 「はい!」

[メイン] ブリジット : ヨーヨーを地面へ投げると、からからからっ!と地面で回り出す。
まるで、ペットを散歩させるような形で、進んでいく。

[メイン] 夢野 秘密子 : 「……心配せずとも、ウチが杖で目印を引いておいた。ブリジットといえど迷う心配はないぞ」

[メイン] ブリジット : 「うっ……!!秘密子ちゃん!ウチが迷子になるって思ってたんですか!?」

[メイン] 夢野 秘密子 : 「お主が最初に言ったんじゃろ!」
その後ろをぴょこぴょことついていく。

[メイン] 夏目貴志 : 「ええ、行きましょう」
巫女の1人の手を取り、秘密子の目印を頼りに廃墟を後にする。
…しかし、彼らは何故こんな儀式を行っていたんだろうか

[メイン] 夏目貴志 :

[メイン] DL :  

[メイン] DL :  

[メイン] DL : 事件から数日後、夏目とパワプロは有坂探偵事務所を訪れていた。
有坂利秋が彼なりに調査し、推理した内容を聞かされるためだ。

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「やあやあよく来てくれたね」
「まあまずはソファーにでも座ってくれ」

[メイン] 夏目貴志 : 「…ええ、くつろがせてもらいます」

[メイン] パワプロ : 「…どうも」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 中田くん彼らにお茶を、と顎で指図して

[メイン] 中田 義信(なかた よしのぶ) : かしこまりましたとうなずき、それぞれの前へことりとお茶を置いて

[メイン] 夏目貴志 : ソファーに座り、話を聞く姿勢を取る
なぜ彼らがあんな凶行に走ったのか、気にならないかと言えば嘘になる

[メイン] パワプロ : 「ありがとうございます」
中田に礼をして、探偵を方に向き直る

[メイン] 夏目貴志 : 「どうも」
出されたお茶に礼を言い、グビッ!と一息で飲み干す

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「では僕なりの見解を話そう」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「君たちは失われた世代…ロストジェネレーションという言葉は聞いたことがあるかな?」

[メイン] 夏目貴志 : 「…現代社会の構図について学んでいる時に、多少は」

[メイン] パワプロ : 「授業で先生が言ってたような…」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「それなら話が早いね」
「端的に言えば、今回の事件の発端のひとり、名前はわからなかったが、教主と呼ばれる彼がその世代の人物だったんだ」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「彼はこれまで自分が社会から阻害されて扱われてきたと認識していてね」
「社会の変革、復讐のために星の神を降臨させて一度破壊したのちに理想的な社会を作ることを目論でいたんだ」

[メイン] 夏目貴志 : 「それは、なんというか。世代としては、同情できるところもありますが…あまりにも飛躍した発想ですね」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「ああ。荒唐無稽な話だ」
「しかし、だ。一言主という言葉を彼は最後に発していたそうだね?」

[メイン] パワプロ : 「あ、はい。力を貸してもらったって…」

[メイン] 夏目貴志 : 「パワプロの言うとおりです。彼は最後に謝って消えていきました」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「一言主というのは古事記によると雄略天皇が葛城山に鹿狩りをしに行ったときに遭遇したという神のことでね」
「現人神であり、後の時代には役行者に使役される神となった存在なんだ。国津神。修験道の神とも呼ばれていて、また、言葉の神、声の神であるとも言える」

[メイン] 夏目貴志 : 「…では彼は、その神様に力を借り、そして降臨させようとしていたと」

[メイン] パワプロ : 「……と、とにかく凄い神様なんですね」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「そうだね。彼は本来は何の力もないただの人間だったはずなんだけど、一言主から怪異の力を借り受けることで神降ろしの儀を執り行おうとしていたようなんだ」

[メイン] 夏目貴志 : 「…何故、その神様は彼に協力したのでしょうか」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「『吾は悪事も一言、善事も一言、言い離つ神。葛城の一言主の大神なり』」
「これは一言主の言葉とされるものだよ」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「体制側に古くから恨みを持つ神として、同じく体制に恨みを持つ彼に協力したんじゃないかと僕は考えている」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : まっ、僕には神様の考えてることなんてわからないけどと付け加えて

[メイン] 夏目貴志 : 神様だって意志がある。僕らが最後に彼に同情したように、神様だって彼に共感したり、助け舟を出してもおかしくない…そういうこと、か

[メイン] 夏目貴志 : 「お話、ありがとうございました。あの事件の真相には、納得できました」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「それなら良かった。野球帽の君も大丈夫かな?」

[メイン] パワプロ : 「はい、ありがとうございました!」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : パワプロの返事に軽く微笑んで

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「さて、今回の事件は君たちの協力があって解決できたようなものだ。僕からもお礼を言わせてもらうよ」

[メイン] 夏目貴志 : 「そうですね、じゃあ、最後に、こっちからも1つだけ」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「なにかな?」

[メイン] 夏目貴志 : ソファから立ち上がり、有坂の方を見て

[メイン] パワプロ : 「俺は正直驚いてばっかでしたけど…」

[メイン] 夏目貴志 : 「もう会うことがないといいですね、お互いに」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「…ははは。たしかにそうだ」
夏目の言葉に大笑いして

[メイン] パワプロ : 「そりゃそうだけど…もっと言い方とかさ」

[メイン] 夏目貴志 : 「いいんだよ、結局最後に阻止のために動いたのはおれ達なんだ、それくらい言っても許される」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「…でもね」
ひとしきり笑ったあと、夏目の方をじっと見ながら
「……君は色々と惹き付けてしまう体質みたいだね」

[メイン] 夏目貴志 : 「……おっしゃる通りです。けど、悪いことばかりじゃありません」

[メイン] 夏目貴志 : 「彼とも、友達になれましたから」

[メイン] 夏目貴志 : 微笑んで、パワプロの方へと

[メイン] パワプロ : 「……ああ!」
笑顔で

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「…何かあったら力になろうと言おうと思っていたが、不要かもしれないね」
軽く微笑んで

[メイン] 夏目貴志 : 「さっきああいった手前、あまりこういうことは言いたくありません…」
「けど、互いにこういった事件にかかわる限り、多分またいつか会う時もあるでしょうね」

[メイン] 夏目貴志 : では、と一礼してソファから立ち上がり

[メイン] 夏目貴志 : 「行こう、パワプロ」

[メイン] パワプロ : 「おう、では!」

[メイン] 夏目貴志 : そのまま、探偵事務所を後にする。
…不思議な人だったな、そんなことを零しつつ

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 軽く手をヒラヒラさせながら、部屋を出て行く2人を見送る

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「まったく、最近の子どもは面白い子が多いね」
2人が出て行ってすぐにそうつぶやいて

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「…まあいい。中田くん、次の仕事に取りかかるからこれを調べてもらえるかな?」

[メイン] 中田 義信(なかた よしのぶ) : 「わかりました」
こくりと頷いて

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) : 「さて、次はどんな出会いがあるか楽しみだね───」

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) :  

[メイン] 有坂 利秋(ありさか としあき) :  

[メイン] 夏目貴志 :

[メイン] 夏目貴志 : 探偵事務所を出て、帰り道を歩く。
その時ふと、気になっていたことを思い出す。

[メイン] 夏目貴志 : 「なあパワプロ、交差点に来るなって言って、お前も帰ろうとしてたはずなのに、なんで来たんだ?」

[メイン] パワプロ : 「なんでってそりゃ………心配だったからに決まってるだろ」

[メイン] 夏目貴志 : 「心配って…ははは、ケンカしたのに心配してくれたのかよ」

[メイン] 夏目貴志 : 予想していなかった答えに、思わず笑ってしまう

[メイン] パワプロ : 「な、なんだよ!悪いか!?お前がいきなり帰れだの言うわけ無いから変だなって思って…」

[メイン] 夏目貴志 : 「ふふふ…いや、悪い悪い、でもさ。あの時は嬉しかったんだ。」
「…ありがとう、後をつけてくれてさ」

[メイン] パワプロ : 「…別にいいさ友達だろ」

[メイン] 夏目貴志 : 「ああ、友達だ」

[メイン] 夏目貴志 : 秋の冷たい風が頬をなぞる。肌寒いが、それでも心は温かい。

[メイン] 夏目貴志 : そういえば、置手紙を残していった彼…彼女とついて行った彼女の二人に事件についての一報を入れようか?そんなことを考え、結局やめる。

[メイン] 夏目貴志 : きっと、強い決心があって顔も見せず行ったのだろう。"立つ鳥跡を濁さず"…なら、水を差す必要もない。
………連絡先知ってる相手に置手紙だけ残すというのも、なんだか間抜けな話ではあるが。まあ、あの人らしい

[メイン] 夏目貴志 : 季節は廻り、人の思いもまた循環する。
いつか、顔も知らない誰かへと、いい思い出として、このことを話せるように。

[メイン] 夏目貴志 : 「……ありがとう、"友達"」

[メイン] 夏目貴志 :